Our Story

2006年にショコラティエやパティシエを訪ねる旅をしていた時に出会ったのが、
チョコレート鑑定家のクロエ・ドゥートレ・ルーセルです。
彼女からビーントゥーバーというチョコレートがあることを聞き、興味を持ち、
少しずつリサーチを始めました。
世界中にあるビーントゥーバーのお店に足を運び、
豆や産地の違い、製法へのこだわり、味や関わる人の考え方に惹かれて行きました。
そして、2014年に小さなビーントゥーバーのラボラトリーを建設し、
チョコレート作りが始まりました。

試作を重ねる中で世界有数のカカオ豆の産地である、
ベネズエラのチョコレート大使であるマリア・フェルナンダ・ディ・ジャコブと出会い、
彼女のラボへスタッフを派遣しながら、ビーントゥーバーの知識を集めて行きました。
2年間の試作期間を終えた我々は、2015年、
ついに東京・中目黒にgreen bean to bar CHOCOLATEをオープンする事になりました。

「僕はなぜチョコレートショップをOPENしたのか。」

世の中はモノも情報も満たされ、溢れる時代へと変わりました。
町中にはコンビニができ、お店には大きな工場で作られた製品や食べ物が並び、
気がつけば人々は添加物がたくさん入った食べ物ばかりを食べています。

1990年頃よりアメリカでは、
サードウェーブと呼ばれる、スペシャリティーコーヒーのムーブメントが起こりました。
インダストリアル製品に対するカウンターカルチャーです。
ビーントゥーバーのチョコレートはその後を追うようにして始まり、
クラフトマンシップやフェアトレードの文化と、
スーパーフードであるカカオ豆から添加物を一切使わずに手作りにこだわり、
体に良くて美味しいチョコレート作りをするBean to bar shopはトレンドとなって、大きな波を作りました。

これは、生産者に光を当てた新しいエコシステムを作る流れでもあります。

僕はその考えに共感し、チョコレートショップを始める事にしました。
カカオ豆やチョコレートのクオリティにこだわり、
「美味しい手作りのチョコレートを作る事と作れる人を増やす事」に時間をかけています。
僕らは、皆様に愛される商品を作る事と同時に、
まだ見た事のないお店や食べ物を、カカオ豆から作って行きたいと考えています。

株式会社ロイヤル・アーツ
代表取締役 安達建之