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地球の環境は、刻々と変わる。 世界情勢もそうだ。 先も見えず、ときに不安になってしまうかもしれない。 |
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「カカオをめぐる未来は、複雑なものになると思います」。ビーントゥバーにまつわる世界の近況とこれからについて尋ねると、カーラ D・マーティンさんはそう予言した。彼女は、ファインカカオとファインチョコレートの鑑定、促進、開発を目的として設立されたNPO 団体「FCCI(Fine Cacao Chocolate Institute)」の創設者であり、ハーバード大学の教授を務める研究者だ。 |
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「カカオとチョコレートにまつわる問題は、大きく2つに分かれます。ひとつは環境の問題、もうひとつは政治的な問題。両方が絡まり合って、世界のカカオ生産者に影響を与えています」 たとえば中南米では、温暖化によって、近年カカオやコーヒーの生産が難しくなってきている。それゆえ生産者も職を失っているという。 |
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「生きていくことが困難になった生産者たちは、ついには国境を越えてアメリカに移民しようとします。しかし現在のアメリカは、政治的な理由から移民受け入れが非常に難しい状況にある。そのため生産者は、身動きが取れない。なにも中南米に限ったことではなく、似たような状況は、いま世界中で見られます。温暖化と政治の問題が、カカオ業界にも大きな影響を与えているのです」 いっぽうで、倫理面や労働者の人権を見直し、新しいビジネスモデルを確立しようという動きが、世界各地で起こっていることも確かだという。 |
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「もっとも大切なのは、地球を守り、ひとを守ること。そして、それを産業として確立できるかどうかです。そんななか、とくに若い世代のひとたちは、カカオ産業をとりまく問題について非常に前向きです。実際、green bean to bar CHOCOLATEで働くひとたちも、未来をまったく新しいビジョンで捉えているように見える。大きな課題を乗り越えるためには、そんな風にポジティブな姿勢でいること。なにより、楽しみながら立ち向かうこと。なぜなら、ひとを幸せな気持ちにさせるチョコレートにまつわる問題なのですから。楽しみつつ、コミュニティーとしてひとつになることほど、素晴らしいことはありません」 |
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![]() 春爛漫の中目黒で、 green bean to bar CHOCOLATE本店のある中目黒の風物詩といえば、目黒川に咲き乱れる桜。カカオラバーズ流のお花見には、散策をいっそう楽しくする持ち歩き菓子も欠かせないもの。そこで、中目黒店限定の「ブッセ」はいかが。アールグレイ紅茶が香るサクふわのビスキュイ生地に、ビターで濃厚なチョコレートガナッシュをサンド。風味と食感のコントラストに酔いしれて、うっかり桜を眺めるのを忘れないように。 *中目黒店限定で3/20(金)より販売開始予定 |
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