素材、製法、そしてアイデア。
美味しいチョコレートづくりに欠かせない
3つのなかでも鍵となるのは、素材。
すなわち、良質なカカオだ。

カカオラバーズたちは、
より希少な素材を求め、
今日も、ジャングルの奥地に足を踏み入れ、
見知らぬ言葉や文化に出会う。
ときに、想像を絶する危険を冒しながらも。

彼らが人生すら捧ぐカカオ豆の
“良質さ”とは何だろう。
世界的な基準はあるのか?
そもそも、誰が良し悪しを決めているのか?

“良質なカカオ”とは、いかなるものか。それを教えてくれたのは、green bean to bar CHOCOLATEのアドバイザーを務めるクロエ ドゥートレ・ルセールさん。

「一番重要なのは、欠陥がないこと」

カカオとチョコレートの世界におけるコンサルタント、また教育家として35年のキャリアを持つ彼女は、フォートナム・メイソンのバイヤー、ラデュレのショップ・マネージャーを経て、現在green bean to bar CHOCOLATEのアドバイザーを務める。いっぽう、カカオの研究機関HCP (Heirloom Cacao Preservation) のテイスティングチームにも所属しており、まさしくカカオのプロフェッショナルと呼ぶに相応しい。

「ファインチョコレート産業において、優良なカカオのプロモーションやディストリビューションを手助けしている『HCP』という研究機関があります。世界中から最高のカカオを見つけだし、保護しながら増やしていくのがおもな活動。ここで言う『最高のカカオ』の基準は、ズバリ味の良し悪し。選ばれたカカオは、その後HCPによって分析され、その美味しさの理由について、遺伝的な研究が進められるのです」

良質なカカオの基準が“味”という、ともすれば主観的であることは、ビーントゥバーの世界においては意外かもしれない。

「渋くないか、アンモニアや生ごみのような悪臭はしないか、カビっぽくないか。それら、カカオにありがちな欠陥がないこと。また、芳香が複雑かつ優雅で、風味の持続性があることも、同じように重要です」

ただし、いくらカカオの質が高くても、ポテンシャルを最大限に引き出すことができるかどうかは、チョコレートメーカーの手にかかっているという

「とくに、美味しいチョコレートを作る鍵は、発酵過程にあります。優秀なチョコレートメーカーは、均一な発酵や乾燥のために投資し、農家のもとを訪れ品質をつぶさにチェックし、選別している。つまり、欠陥のないポテンシャルに加え、管理の行き届いた“カスタマーサービス”こそが、カカオの良質さの証なのです」

 
 
 
 

今しかない、桜の花とお菓子を。

遠く霞むほど、桜の木がまっすぐに連なる目黒川。このほとりに位置する「green bean to bar CHOCOLATE」の本店はまさに今、華やぎに包まれている。今年は少し早い開花予想とのことで、満開の花が咲き誇り、店内の窓から望む姿も見目麗しい。またこの時期限定のケーキや、持ち歩きの焼き菓子も発売中だ。

 
 
 
 

やさしくなれるブッセ。

昨年、非常に好評だったブッセが今年も登場。ベルガモットの香り満たすアールグレイ紅茶のふわふわビスキュイ生地に、濃厚なチョコレートガナッシュを贅沢にサンド。ガナッシュに使われているのは、赤い果実のようなフルーティさを持つタンザニア産のカカオ豆。口の中にまるでフルーツティーのようなやさしい香りで、心おだやかに。

*中目黒本店のみでの取り扱いとなります。

 
 
 
 
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