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    私たちの“旅路”をレポート

 

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    代表の安達建之によるコラム

 

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    ちょっと深い商品のお話

 

450年という、
気が遠くなるような年月のあいだ
ずっと、途切れることなく
カカオ栽培をしている産地がある。

南米のベネズエラにある
チュアオという秘密の谷だ。

1827年にカラカス大学の土地となり、
1976年にカカオ農家の協同組合に
共同所有権利が与えられるまでの
約150年間、この貴重な土地の所有権は
様々な歴史をたどった。

今もなおベネズエラは
多くの社会問題を抱えているが、
ここはそれらからもかけ離れ、
安全で清潔、平和で
理想的な場所として守られている。

そんなカカオのサンクチュアリ、
チュアオの物語を届けよう。

広大で多様性に富む南米の国、ベネズエラ。熱帯の深く険しい山と、抜けるような蒼さを持つカリブ海。その間に挟まれた小さな孤立した谷あいに「Chuao(チュアオ)と呼ばれる、カカオ豆の産地はある。

初めて訪れたカカオハンターたちは、まず驚く。この谷にあるカカオの品種が、あまりにも幅広いことに。TrinitarioとCriolloの交配の品種で、Criolloは最大32%。プリミティブなまま残された自然が、この素晴らしい品質と、独特な香りをもたらしているのだ。

この谷に暮らすのは、初期のヨーロッパ植民地主義者によって連れて来られた、アフリカ人奴隷の子孫にあたる人たち。彼らにとってカカオ豆の生産は、とても重要な経済活動であるが、決してそれだけでなく。自らの人生やアイデンティティ、文化、言語、土地を表すシンボルとして、誇りを持って働いている。

2,330人いる住人のうち125人は、カカオ農業の従事者。カカオの労働者は主に女性(男性は主に釣りをしている)。カカオの歌である「je ne sais quoi」を歌いながら、楽しく農作業にいそしむ。この牧歌的な風景こそが、Chuaoを非常にユニークで、より特別なものにしているのだ。

収穫のピーク時には、熟したカカオポッドから順番に、丁寧に収穫。ポッドから取り出した湿ったままのカカオ豆を、直接バケツに入れていく。

湿ったカカオ豆はトラックで集められ、1000kg容量の発酵箱に移し、バナナの葉で覆う。 箱に移された豆は24〜48時間ごとに木製の道具で攪拌され、6〜7日間かけて発酵する。

そして乾燥。発酵されたカカオ豆は、村の教会前の広場に薄く広げられる。そして太陽の下、ゆっくりと乾燥させる。そして夜になると(また雨が降った際にも)集められ、清潔な木床の倉庫で保管される。これが3日間繰り返されるのだという。

チュアオの女性たちが、カカオ豆をつど掻き集める光景は、とても美しい。午前中、広場を清掃した後、レーキとほうきを持ち、カカオ豆の輪を回りながら、徐々に広げられていく。午後遅くになるとカカオ豆は、レーキでまた回りながら集められ、夜間の保管場所に移されるのだ。

‘チュアオメソッド’として世界中で知られるこの乾燥方法は、450年の伝統がある。おそらく世界で最高の乾燥工程と言っていいだろう。

乾燥が完了すると選別され、60キロの袋に詰め込まれる。袋はChuaoの港に搬送され、漁船に乗せて、ChoroniのPuerto Colombiaに輸送される。

そうして私たちのもとにやってくるチュアオのカカオ豆。green bean to bar CHOCOLATEの製造スタッフは「ここまで繊細なフルーティーさは他にはない!」と絶賛する。「苦味・渋みが少ない、非常にいい豆。だからこそ普通の味に仕上げたら、食べた人をがっかりさせてしまう」と、いささかの緊張感を持ってバーづくりにとりかかった。

試作は1年かけた。チュアオ独自の香りが強く残るように、あえて1台で1.5kgしかできない小さなコンチングマシーンを使い、丁寧に製造。豆そのままの味わいをどう表現するかに、とことんまでこだわった。そうしてつくったバーは、3ヶ月も香りが残るのだという。

さらにその思いは、包装紙にも込めた。あたかもチュアオの村の教会を思わせる、白とブルーのコンビネーション。このさわやかなパッケージの裏側には、つくり手のたぎるような誇りが凝縮しているのだ。

 
 
 
 
 
 

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季節と想いが届くGIFT BOX

きちんとした夏の贈り物にふさわしい姿形。お中元仕様のGIFT BOXが、3,000円〜15,000円の豊富なラインナップでオンラインショップに登場。のしは掛け紙タイプとオリジナルの短冊タイプから選べ、名入れも可。季節の挨拶も兼ね、会えなかった甘い物好きのあの人へ、今こそ特別なチョコレートを贈ろう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

みなさんこんにちは!greenスタッフです。

今回は、「お中元用GIFT BOX(税込5,000円)」に入っている、ギフト向けチョコレートバーのお話、後編です。

お中元用GIFTBOXの詳細はこちら                                                        

季節限定「BLOOD ORANGE」

ドミニカ共和国産のカカオ豆を使ったチョコレートに、にしだ果樹園さんで収穫した旬のブラッドオレンジを合わせたチョコレートバーです。

green“通”の方なら聞き覚えのあるかもしれない、熊本の「にしだ果樹園」さん。こちらでは、月の満ち欠けのリズムに合わせて果物の剪定や収穫をしていらっしゃるんです。

今回使用しているブラッドオレンジは、『フルムーンハーベスト』といって、香りと風味が最高に高まる満月のタイミングに収穫されたもの。とれたてのオレンジを剥き始めると、ラボ内はフレッシュな爽やかな香りに包まれます。

ジューシーなブラッドオレンジと合わせるチョコレートは、何度も試作を重ねた結果、ドミニカ共和国産のカカオ豆を選びました。葡萄ジュースのようなジューシーさ、クローブのようなスパイシーさ、と思えば、ラムネのような爽やかさ…と、ビーントゥバーならではの複雑な表情。ブラッドオレンジと合わせると、お互いが混じり合い、果実のジューシーさを存分に堪能できる一枚になりました。

日頃お世話になっている大切な方へ、旬なプレゼントとしていかがでしょうか?

 
 
 
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