「まだ見たことのないものをつくりたい」これは安達が大切にしている言葉だ。シンプルかつ革新的なスタイルを打ち出し、チョコレート業界の枠を超えて活動している。約1年前に上梓された『世界で一番おいしいチョコレートの作り方』の著者である高城剛氏がその映像化を考案。数年の制作期間を経て、ついに公開の運びとなった。

長谷川友美監督がメガホンをとった本作は、安達がbean to barに出会ったサンフランシスコやgreenのモノ作り、野生のカカオを求めて南米アマゾンへ赴く日々に密着。bean to bar のパイオニアであるスティーヴン ディヴリーズ氏やハーバード大学教授 ファインカカオインスティチュート主宰のカーラ マーティン氏が語るbean to barのムーブメント、チョコレート鑑定家のクロエ氏や安達本人へのインタビューを通して、世界中のファンを魅了するbean to barの内面にも迫っていく。

映像からは、安達の好奇心と行動力、チョコレート作りに対する情熱、そしてクオリティの高いモノ作りを追求する知られざる努力が切り取られる。自らの理想を追い求め、奥深きジャングルの道なき道をつき進む。

そこまで魅了するbean to barにはどんな“秘密”が隠されているのか。そこから見えてくる “いまという時代”を見つめている。

世界で一番おいしいチョコレートはどのようにして作られるのだろう?そもそもbean to barって何だろう?カカオ豆の歴史、greenのはじまり、そして取り組み。カカオ農園との 関係作りや課題など、決して甘くないチョコレートの現実をも描いている。

カカオラバーズはもちろん、greenをはじめて知る人まで幅広く楽しめる内容だ。ぜひ多くの方にお楽しみいただきたい。

『The Taste of Nature
世界で一番おいしい
チョコレートの作り方』                                   

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