ビーントゥバーの世界で
しばしば耳にする「ファインカカオ」という言葉。
名のとおり上質なカカオ豆のことで、
美味しいチョコレートづくりには欠かせない原料だ。
もちろんgreen bean to bar CHOCOLATEの
すべてのチョコレートには、
一貫して、このファインカカオが使われている。

ただその定義は「品質」だけではない。

突き詰めるほど、ビーントゥバー業界にとって
大きな意義が秘められている。

ファインカカオとは、どのようなカカオのことを指すのだろう。

それをわかりやすく解説してくれるのは、カーラ D・マーティンさん。ファインカカオとファインチョコレートの鑑定、促進、開発を目的として設立されたNPO 団体「FCCI(Fine Cacao Chocolate Institute)」の創設者であり、ハーバード大学の教授を務める研究者だ。

「まず、私は『ファインカカオ』より、『スペシャリティカカオ』という表現を好みます。スペシャリティカカオとは、意図的かつ意識的に、栽培・発酵・乾燥をおこなわれたカカオのこと。そして、原料に欠点や難点がなく、いくつかの個性があること。また、流通がうまく機能し、カカオに関わる誰もが品質の向上を目指して、おたがいの立場をリスペクトしている状態も重要です」

単にカカオやチョコレートの質の向上だけでなく、とりまく環境や関わる人の存在も欠かせない要素というわけだ。また同じくらい大切なのが「価格を上げること」だと、カーラさんは続ける。

「たとえばビーントゥバーのチョコレートバーやボンボンショコラは、大きな機械で大量生産しているわけではありません。職人たちが、すべて手作業でつくっている。そのぶん時間と労力がかかっています。同じことが、カカオの生産にも言えます。価格を上げることは、その時間と労力に対して正当な対価を払うということ。また、今後も生産を続けてもらうためのインセンティブでもあります」

とはいえ、カカオの生産農家にまで利益を還元することは、けっして簡単ではない。

「小さな会社が単独で解決できるような問題ではありません。ただし、現在ビーントゥバーメーカーは日本に100社、世界に1000社ほどあります。複数の小さな会社が団結してムーブメントを起こせば、生み出す影響力は大きい。農家の人々に利益を還元することも、現実的になってくるはずです。また、そのようなムーブメントがマーケットのなかで広がっていけば、保守的な大企業も変わらざるを得なくなる。ゆくゆくは、業界全体のカカオの価値を底上げすることになるでしょう」

単に上質さや美味しさにとどまらない。カカオ農家への利益の還元や業界の活性化にも、しかるべくつながってゆくのだ。

 
 
 
 

ホワイトデーに、意外な“和”素材を。
独創的な味わいに酔いしれて。

和の素材とカカオが美しくマッチする、2020年ホワイトデー限定コレクション。キーフレーバーは、「MIKAN(みかん)」と「GENMAICHA(玄米茶)」。MIKANには、果実の甘酸っぱさをやさしく引き立てるペルー産パロブランコのミルクチョコレートを。GENMAICHAには、玄米の香ばしさが立つよう、ペルー産マラノンとタンザニア産のカカオ豆をブレンド。満開の梅の花をあしらった限定パッケージも、いっとうの特別感を演出する。季節のあいさつにもお誂え。

*2/15(土)より全店舗・オンラインショップにて発売開始となります。

 
 
 
 

バレンタインデーにどちらを選ぶ?
ふたつの個性が、互角の人気!

「果実」と「お茶」というまったく異なるフレーバーゆえか、いずれも劣らぬ人気を博しているバレンタインデー限定チョコレート。みずみずしい味わいのYUZUは、定番商品となっている熊本・にしだ果樹園のファンが多く、一方MATCHAは、カカオの香りを立てるために新茶を加えるなどの繊細でていねいな工夫が好評のよう。さて、あなたの好みは?

 

VALENTINE -YUZU-

VALENTINE -MATCHA-

 
 
 
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