ビーントゥバーの出現により
チョコレートの概念は格段に変化した。

これは、すべてが「格段に美味しい」と
言っているわけではない。
ただ「格段に違う」のはたしかだ。

その「違い」を感じられたなら、
そこからもう一歩、
踏み込んでみてほしい。

風味の豊富さに魅せられるのか、
カカオ生産国に深く想い馳せるのか、
はたまた製造プロセスの緻密さを
突き詰めていきたくなるかもしれない。

思いがけない興味の扉が、
きっと、眼前で開かれる。
なにげない日常も、豊かに彩られる。
ビーントゥバーには、
本当にそれくらいの力がある。

「正直、最初はビーントゥバーのチョコレートが苦手だったんです」
green bean to bar CHOCOLATE中目黒店の製造スタッフ、向山さんは言う。

「食べた瞬間、まずチョコの概念が変わりました」ただ、その変化をのっけから受け入れていたわけではなく「味の違いがすごくて、びっくりしたんです」と、いたってニュートラルな感想を持った。「それまで食べていた市販のチョコレートはどれも画一的で、違いを感じたことはなかったので」驚いたのは味わいだけでなく、その“テクスチャー”もしかり。ざらり、とした特有の舌触りも、市販のものとは明らかに違っていたという。

だんだんその美味しさがわかってきたのは、仕事上、産地やローストやコンチング時間の違いによる、さまざまな種類を食べ比べてからのこと。「特に感じたのは、『マラノン』という生ケーキを食べた時でした。実は私自身、甘いケーキがあまり好きではなくて、最後まで食べられないことも多かったんです。その点マラノンも濃くて重いし、しっかりチョコレートを感じるのですが、ぜんぶ食べることができた。『これが、本当のチョコレートケーキなんだ』と、直感的に思ったのを覚えてます」

そうして苦手から一転、いまでは仕事の時の試食のみならず、プライベートでもビーントゥバーのチョコレートを楽しむようになったという。「酸味とひとことに言っても、メロンやベリーといった果物、花の香りなど、さまざまなものに例えられます。スタッフ同士で表現しあうから、徐々に引き出しも増えてきた。いまではチョコレートに隠れている風味を、生活のなかでつい探してしまうようになりました」
そう、ビーントゥバーとの出合いによって、明らかに意識が変わった。「暮らしが豊かになったと思います」。

一方、製造の現場に身を置くことで、見えてきたこともある。「たとえばカカオ豆の種類や構造など、これまでの人生で考えもしなかったことを、いまでは探究心をもって楽しんでいるのには、自分でも驚きです」。つまりは、きっかけしだい。かくして今日も彼女はチョコレートという「きっかけ」をだれかに届けるべく、ここにいる。

 
 
 
 
 

希少なチョコレートを、
幾重の食感で余さず堪能。

チョコレート生地、ガナッシュ、ムースの三層仕立て。green bean to bar CHOCOLATEを代表するチョコレートケーキ「マラノン」。薄く繊細なデコールで挟めば、どこか知的でエレガントなたたずまいに。ちなみに「マラノン」とは、使われているカカオ豆の産地であるエクアドル国境近くの渓谷の名前。その品種は長く絶滅したと思われていたものの、隔離された場所でひっそりと自生しているのが近年発見されたとかで、国内で買い付けているのは唯一green bean to bar CHOCOLATEだけ。希少なチョコレートの味わいと、層により異なる舌触りのマリアージュを堪能して。

 
 
 
 
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