1. CACAO JOURNEY
    私たちの“旅路”をレポート

 

2. BE CACAO LOVERS
    ちょっと深い商品のお話

 

カウンターカルチャー。
ビーントゥバーのはじまりは、
その言葉に、つと集約される。

巨大企業や大量生産への、
小さいながらも、決定的なあらがい。
それがいまや、
世界をも揺るがすうねりを起こしている。

似た動きが、ビーントゥバーよりずっと前、
眼鏡の世界にもあったという。
世界各地で小さな工房やメーカーが
ぞくぞくと生まれるなか、
80年代後半、ここ日本において、
その船頭を切る男がいた。

眼鏡とファッションの結びつきに
いちはやく目を向けた彼は、
のちにGLOBE SPECSという名の船で、
世界に漕ぎ出す。

京都「新風館」にて、奇しくも
green bean to bar CHOCOLATEが軒を連ねたのは、
想いを同じくする両者ゆえ必然。
なのかもしれない。

1998年に東京に一号店をオープンしたGLOBE SPECS。率いるは、眼鏡とファッションとの関係性にいちはやく目をつけ、つねに業界を牽引してきた岡田哲哉さん。そのたしかな審美眼には、業界内外にたえずファンも多く、その存在は、いまや世界に知れわたる。
かねてから対談を希望していたgreen bean to bar CHOCOLATE代表の安達が、眼鏡業界のこれまでとこれから、GLOBE SPECSのありかたについて、ざっくばらんに聞いた。前篇は、眼鏡とビーントゥバーそれぞれの、現在の活況のはじまりについて。安達にとっては、以前サンフランシスコに暮らしていた頃に、話はさかのぼる。

小さなブランドが
互いに刺激しあう。

 

安達:ちょうどその頃は、ウイスキーやデニムを作る、新しい形のクラフツマンやメイカーズみたいなのが出てきていました。そこに、コーヒーやチョコレートといったものも続いた。そうした、なにか大きなものに対してのカウンターカルチャー的なもの、小さな工場を作って広めていくという活動、そういったこと自体に、僕はすごく興味があって。なかでもチョコレートを選んだのは、たまたまなんです。

岡田:現在の眼鏡業界にも、巨大な企業がいくつかあって、それに相対するように、なにかに特化した小規模ブランドが、日本にも海外にも存在しています。そして、そういったブランド同士で互いに刺激しあうことで、さらなる新しいものが生まれるという流れがある。逆に大手は、そこからヒントを得たりしているようです。

安達:そうしたクラフツマンシップを感じさせるブランドや店の良さについては、岡田さんはどのように感じていますか?

岡田:国や地域により異なる得意分野が反映されていて、そういったところが面白いですね。たとえばフランス人は眼鏡を非常に好むので、するとデザイナーは形や色で冒険ができる。日本は金属加工が得意。スイス、ドイツ、オーストリアといったドイツ語圏に行くと、バッファローホーンを扱う小さな工房が多い。そのように、国や地域の伝統や文化が、小規模ブランドにも反映されています。

小さな規模で、
文化として。

岡田さんも安達も、「お客さまが求めていることを探り、よりよいサービスを追及すること」。この先の展望についての話になると、その思いは至極シンプル。そこもまた、インディペンデントであり続けることが、ものをいうという。

安達:自分たちのやっていることをきちんと伝えられるスタッフと、一緒にやるということ。これまでも1年に1店舗くらいのペースで広げていますが、今後もそれくらいのスピードでやっていきたいと考えています。

岡田:私が以前勤めていた会社は、何十店舗、何百人を抱える企業でした。そうすると、やはり思うような仕入れはできないし、だんだんとお客さまのニーズもわからなくなってくる。だから、ニーズをすぐに反映させたり、デザイナーにフィードバックしたり、そうしたことができる小回りの良さは、これからも大切にし続けたいですね。

安達:それは、眼鏡という商品を扱うからこそのスタンスでもあるのでしょうね。メンテナンスやケアによって、商品ともお客さまとも長く付き合っていくわけですから。

岡田:そうですね。会社が大きくなると、品質維持のためにはどうしてもマニュアルが必要になってきます。でも実際の眼鏡の世界では、マニュアルではカバーできないことが非常に多い。だからこそ、スタッフの意識から品質を維持することが大事。つまり小さな規模で、文化として、品質を維持していくことが。

次号に続く

 
 
 
 

みなさんこんにちは!
greenスタッフです。

本日9月25日(金)、皆様に支えられ、日本橋店がオープンして丸1年が経ちました。同じく1周年を迎える「COREDO室町テラス」館内にて、9月25日(金)〜10月31日(土)フェアを開催。今回はこのために開発した、限定商品をご紹介いたします!

日本橋店へのアクセスはこちら                                                        

1周年記念バーとして完成したのは「日本橋-抹茶&黒ごま- 1,800円(税抜)」。
日本橋店のお隣、日本橋三井タワー1階にある抹茶専門店「IPPUKU&MATCHA」さんからの協力を得て、手摘み一番茶【さみどり】をブレンドした宇治抹茶を使用。コスタリカ産カカオ豆のミルクチョコレートと抹茶が美しきコクを引き出し、さらに黒ごまの香ばしさが後を引く、なんともクセになる1枚です。黒ごまの配合は何パターンも試作し、この絶妙な味わいにたどり着きました!

イートインスペースには、「抹茶ガトーショコラ(塩ホイップ添え)800円(税抜)」が登場。しっとりなめらかな食感が特徴、ペルーのパロミルクを使ったガトーショコラと抹茶の組み合わせ。またイートイン限定!伊豆大島の「満月の塩」を使用した塩ホイップとともに、至福のひとときをお楽しみください。テイクアウトには、1本まるごと入った「抹茶のガトーショコラ 3,300円(税抜)」を。大切な方へのお土産にもおすすめです。

写真左手の「抹茶ラテ550円(税抜)」は、抹茶がほんのり香るホットドリンク。甘さをプラスした右手の「抹茶チョコレートドリンク550円(税抜)」は、ホットでもアイスでも。イートインとテイクアウト、どちらも可能です。

greenはひとつひとつすべて手作業で、心を込めてお客様へ商品をお届けしています。カカオを現地まで探しに行ったり、世界でカカオを一生懸命育てている農家さんとやりとりを重ねて直接輸入をしたり。そうして手に入れたカカオの良さを引き出すために、何度も試作を重ねて、たくさん失敗や遠回りをしながら、美味しいものを届けられるように追求してきました。大量生産はできませんが、温もりのある商品をお届けしていることを自負しています。日本橋店も1周年。本店の中目黒店、福岡店、今年オープンしたばかりの京都店。まだまだ成長していきますので、これからもよろしくお願いいたします!

 
 
 
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