1. CACAO JOURNEY
    私たちの“旅路”をレポート

 

2. WHAT'S UP BOSS
    代表の安達建之によるコラム

 

3. NEW TOPICS
    今!起きている最新ニュース

 

4. BE CACAO LOVERS
    ちょっと深い商品のお話

 

日本初上陸のカカオ。

これだけでも特別なことだが、
ペルー産“ウカヤリ”には、
それ以上の特別な想いがあった。

きっかけは、
あるカカオラバーとの出会いだった。

日本とgreenへの深い信頼、
“ウカヤリ”に対する自信。
想いのぜんぶを、
ど直球にぶつけてくれた彼。

美味しさはもちろんのこと、
なによりも、気持ちに応えたい。
いつしか、そう思うようになっていた。

にもかかわらず。

到着にいたるまでには、
じつに1年半以上もの歳月を要した。
数々の困難を越えに越え、
ようやく、この日がやってきた。

ロビンさんと最初に出会ったのは、2017年1月のサンフランシスコだった。年に一度開催されるチョコレート業界の集まりで「ペルーのウカヤリという豆を扱っているんだ」と、とつぜん日本語で話しかけられた。(以前、築地で働いていたため日本語が堪能だと、後で聞いて知った)。当時はその名に馴染みがなく、またペルー産のカカオ豆はすでに取り扱っていたこともあり、取り引きには至らなかった。

ただ、のちにパリやシアトルなど、いろんなところでロビンさんと顔をあわせた。そのたび「green bean to bar CHOCOLATEに豆を卸したい」と、しきりに声をかけてくれていた。

そもそもロビンさんは、築地で働いていた頃から「日本人の味覚は繊細なので、きっと自分たちのこだわりを分かってくれるだろう」と、並々ならぬ信頼を寄せてくれていたのだ。(写真右がロビンさん。左は現地スタッフのマルコスさん)

およそ1年が経った頃。彼の想いとともに、同時に我々もまた徐々に、ウカヤリの豆に興味を持つようになっていた。当時扱っているメーカーは限られており、日本においては、まだどこも。送ってもらった豆を試食したところ、非常に口当たりがよく、greenにおいてもスタンダードなチョコレートになるだろうという確信もあった。

ところが、なんと農薬検査で日本基準の数値にひっかかってしまった。彼らは無農薬で栽培していたものの、周りの農園が使っていたことが原因のようだった。ロビンさんの熱意にようやく応えられると思った矢先、直面した思わぬ弊害。とはいえ新しいチョコレートの可能性を、みすみす諦めるわけにはいかない。同じ農園の別の場所にあるカカオで検査に出したところ、無事、基準値をクリアした。

そうして輸出の準備が整ったものの、今度は日本橋店のオープン準備にてんてこ舞い。しかたなく「来年の分は、春までどうか取り置いていてほしい」と、無理を承知でロビンさんにお願いすることに。それはとりもなおさず、ウカヤリを日本のカカオラバーズに届けたい一心からだった。ロビンさんも快く応じてくれた。

2020年3月、約束の春だ。ロビンさんからオーダーの承認とともにインボイスが届いてやっと!という、おりもおり。未知のウイルスが猛威をふるい、ペルーもまたロックダウンを余儀なくされた。やりとりもままならぬまま、しばらくのあいだブランクの状態が続いた。

7月。ペルーではようやく輸出規制が解除。コロナの先行きはますます見えなくなるばかりだったが、ふたたびロックダウンになる前に、と急いで輸入の段取りを進めた。

ウカヤリを日本へ輸出するのは初ということで、手続きに手間取りつつも、なんとか2週間ほどで完了。支払いも済ませ、あとは発送を待つばかり……ところが、またもや問題が発生した。

こんどはペルー政府から、農薬検査書類の日付が古いとの指摘を受けたのだった。そのため新たに手配が必要になったのだ。

とにかく非常事態下にあって、すべてがやすやすとは進まない。「政府に対して、カカオ豆を早急に仕入れたいという嘆願書を書いてほしい」とロビンさんに頼まれ、書いたりもした。9月になるまで何度もやりとりを重ねながらも、思うように進まない。でもロビンさんは諦めなかった。

「交渉に時間はかかっているけれど、必ず届けるので、信じて待っていて欲しい」

ただ11月の発売予定で動いていたため、間に合わないならすぐにでも調整しなければならない。しびれを切らしそうになっていた10月。「ようやく政府審査を通り、日本に輸出できる」との連絡が入った。

10月10日、ウカヤリを載せた便が成田空港に到着。通関処理を経て、同月16日、店舗に到着。最初にサンプルの豆を送ってもらう手配をしてから、じつに1年半以上の時間が経っていた。

いくつにも重なった逆境に屈しない情熱に心を動かされ、我々もまたそれに応えたいと思った。熱い想いの交わりが、ようやく結実した。

チョコレート感が強く、フローラルなアロマをたたえる華やかなウカヤリのチョコレート。現在その魅力を最大限に引き出すために試作を繰り返している。店頭に並ぶその日には、味を楽しむとともに、ひとしおの想いにもちらりと思い馳せてもらえたら、こんなにうれしいことはない。

 
 
 
 
 
 

green bean to bar CHOCOLATEの
最新ニュースをキャッチ

 
 

オンラインストア送料無料!
5周年の感謝を

green bean to bar CHOCOLATE 5周年を記念し、送料無料のキャンペーンをオンラインストアで実施中。本日より抹茶ガトーショコラも販売開始。お求めやすいこの期間にぜひ!12/6(日)まで。

※商品代金3,240円(税込)以上の購入で、同一配送先に限り適用。
※代金引換配送の支払い手数料は頂戴いたします。

 
 
 
 
 
 

みなさんこんにちは!
greenスタッフです。

今回は「抹茶ガトーショコラ」をご紹介します。
2020年9月25日に日本橋店の1周年を記念して誕生した抹茶ガトーショコラ。本日よりオンラインショップでもご購入いただけるようになりました。さらに多くの皆様にお楽しみいただければと思い、ご紹介させていただきます。

「抹茶ガトーショコラ」の詳細はこちら

こちらの抹茶ガトーショコラでは、あえてしっとりとしたテクスチャーを持つペルー産パロブランコのミルクを使っています。

なぜなら、抹茶の持つやわらかなイメージを引き立たせるため。greenの抹茶ガトーショコラには、抹茶専門店「IPPUKU&MATCHA」の手摘み一番茶【さみどり】をブレンドした宇治抹茶を使用しています。

その繊細な味わいに合わせたチョコレートはペルー産パロブランコミルク。パロブランコは低温で焼き上げることによりアールグレイの茶葉のような香りが楽しめるチョコレートで、相乗効果で抹茶の香りがより引き立ちます。

生地を混ぜる工程では、焼き上がった時のふくらみの状態まで計算しながら、空気をふくませるようにやさしく混ぜ合わせます。実はここが腕の見せ所で、その焼き上がりはとっても繊細。きれいな形に作り上げるために昼夜試作を重ねて完成しました。

最後に、より美味しく召し上がるためのコツをひとつ。冷蔵庫から出してすぐ食べるのではなく、常温に戻してちょっとがまん。すると柔らかさ・なめらかさ、抹茶の香りが存分に楽しめます。なかなかきれいに切れない…!という方は、包丁をよく温めると切り分けやすくなりますので、お試しくださいね!

 
 
 
 
 
 
 
 
https://greenchocolate.jp
 
 
©2019 green bean to bar CHOCOLATE. ALL RIGHTS RESERVED.
 

メルマガ配信の登録解除はこちら