1. BE CACAO LOVERS
    ちょっと深い商品のお話

 

2. WHAT'S UP BOSS
    代表の安達建之によるコラム

 

3. DAYS OF GREEN
    福岡店スタッフの日記

 
 
 

みなさんこんにちは!
greenスタッフです。

今回は、製造チームのトレーニングに参加して学んだ、「プロのテイスティング方法」をご紹介させていただきます。
ぜひ、お気に入りのチョコレートで試してみてください。

まずは、準備から。
チョコレートは常温に戻して、ひと口サイズに切り分けます。greenのチョコレートなら、ひとかけらか、その半分がベストです。お供には、常温のお水か白湯を。チョコレートがなめらかに溶けるように、口の中を少し温かい状態にしておきます。

(vol.63でも、チョコレートの保管方法やベストな環境についてご紹介しています)

準備が整ったら、いよいよ テイスティングです!
1_テクスチャー
2_フレーバー(味)
3_アロマ(香り)
の順でチョコレートを味わっていきます。

ひとかけらを手に取り、香りを嗅いでみましょう。添加物の入っていないビーントゥバーのチョコレートからは、ほのかな香りが漂います。

香りを楽しんだら、舌の上にのせ、数秒間 噛んでください。舌にあたる面積を広げて、口中全体でテクスチャーを感じ取ります。重く感じるか、軽く感じるか、均一に感じるか。テクスチャーは粒子のサイズがポイントなので、粒子が小さい程、きめ細やかな口当たりになります。

次にフレーバー。チョコレートは主に、酸味・苦味・渋みを感じます。酸味は舌の両端で、苦味は中央のやや奥側、渋みは舌全体で感じる事が出来るので、少し意識してみると面白いかもしれません。

最後は、鼻に抜けるアロマに意識を向けてみてください。アロマは時間の経過とともに種類や強弱に変化があります。口に入れた瞬間、口の中で溶けている間、飲み込んだ後、それぞれに違いがあるので、「何に似てるかな?」と考えるのがテイスティングの醍醐味です。

「フルーティー」だとしたら、ベリー系?トロピカルフルーツ系?フレッシュなフルーツ?それともジャムのように調理されたもの?もしくは完熟したもの?

greenのチョコレートで、フルーティーなアロマを楽しむなら、マダガスカル・タンザニア・ベトナム・チュアオがおすすめです。どんなフルーツに似ているか、じっくりと感じてみてください。

フルーツ系ではない、ちょっと変わったアロマを探したいなら、ナティーボやアルパカがおすすめ。野菜やハーブ、湿った土などさまざまな表情を持っています。

さて、「プロのテイスティング」はいかがでしたか?
たった数秒間にどれだけ感じとることができるか。これぞ、ビーントゥバーチョコレートの魅力だと思います。

みなさんのテイスティングのご感想を、お店やインスタでぜひ聞かせてください!

 
 
 
 
 
 

Vol.66

違和感の正体

先日のミーティング中に、ちょっとした違和感を覚えました。
時々ひっかかるので、今回はその正体を突き止めたいと思います。

アメリカに「バーンズ & ノーブル(以下B & N)」という有名な書店チェーンがあります。お店の中にスターバックスやカフェがあって、コーヒーが飲めたり、本の隣にオモチャや生活グッズコーナーがあったりと、本を買うだけでなく、ライフスタイルを提案する人気書店で、一時は627店舗を展開する全米最大の書店チェーンでした。2018年頃からEC対応の遅れや電子書籍市場の拡大等から業績が低迷。2019年 投資ファンドに売却されてしまいました。

皆さんご存知のTSUTAYAは、始まりこそレンタルビデオチェーンでしたが、今では家電を量販店とは別の角度から紹介し、関連する本を家電と同じエリアで販売したり、ワークショップを行ったり、訪れる度に新たな発見があるお店になり、私達をワクワクさせてくれます。

日本で B & N の話をすると、

「それって、TSUTAYAがやっている事ですよね?」

という返しがきます。その後は、店舗数は多いのか? 儲かっているのか? が話の中心になり、なぜ人が訪れるのか?という本質的な話には、なかなか辿り着きません。

本だけを売っている書店との本質的な違いは、

お客様が本をゆっくりと選びながら、コーヒーを飲める体験が出来る事です。それが、お店を訪れる理由で、そこで過ごす「時間」こそが価値になっています。
B & N も、TSUTAYAも、本を売るだけでなく、「居心地の良い空間」も提供しているのだと思います。

B & N がやっている事をTSUTAYAがやっていても、TSUTAYAと B & N どちらが先であったとしても、商売には全く関係ありません。

(関係ないとは、お客様にとって関係ない、という意味です)

このような事が、社内でも様々な場面で顔を出します。
商品開発をしている時、集客の仕組みを考えている時、商品を並べている時にも・・・

他社が先にやっているから、以前やったから、と言う理由で「新しさを求める事」自体が目的になっている時に違和感を覚えます。

顧客にとっての価値は何か? ではなく、見えやすい他社との差別化だけで話が進む時です。
「新しさ」は、とても魅力的なので、そこに眼を奪われてしまいがちですが、それは、こちら側の勝手な都合である事が多いのです。

僕の違和感の正体は、どうやら顧客目線ではない時に現れるようです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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