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    私たちの“旅路”をレポート

 

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    代表の安達建之によるコラム

 

3. NEW TOPICS
    今!起きている最新ニュース

 

4. BE CACAO LOVERS
    ちょっと深い商品のお話

 

未曾有の世界的危機にあって、
世界中で、社会や生活がみるみる変わりつつある。
正しい情報さえおぼつかないなか、
各国が手探りで対策を講じている。

チョコレートの国フランスでも、
早々に、国民生活が厳しく制限された。

大きな不安と不自由にさらされてもなお、
彼らが自分たちらしく暮らすことができたのは、
ひとえに、
変化する日々の営みのなかに小さな幸せを
たゆまず発見したからかもしれない。

エッフェル塔が見える公園で運動したこと、
ご近所同士のちょっとした助け合い、
ベランダでの家庭菜園、
行きつけのパン屋で買うショコラ……。
カカオラバーズあふれる国のプライオリティーは、
何があっても変わらない。

パリで行われるサロンドショコラ参加のため、green bean to bar CHOCOLATEが唯一販売を委託したのが、セレクトショップ『KOSAK』。(サロンドショコラは今年の開催は来年に延期された)

そんな特別な縁もあり、パリで暮らす日本人schokoさんに、昨今の状況を聞いた。

「あれだけカフェのテラスでのおしゃべりが大好きなフランス人が、2ヶ月間にわたるお家生活。カフェの完全閉鎖はもちらろん、ソーシャルスペースが瞬く間に無くなってしまいました。

この期間はいろんな意味で、社会と、家族と、そして自分自身と向き合う貴重な時間でもありました。これからの人生をどう生きていくのか、これからさきどこに向かって準備をはじめるのか……」

世界中で、社会や生活がみるみる変わりつつあるいま。抜き差しならない状況に終息のめどは立たないけれど、いっぽう、ひとりひとりがこれまでの暮らしを見つめ直し、そこに新しい悦びや小さな幸せを見つけている。およそ2ヶ月間のロックダウンを通して、暮らしはどう変わったのか、何を感じたのか。schokoさんがレポートしてくれた。

1日1時間、1キロ以内。徹底された自粛環境。

日本で言う「ロックダウン」は、フランス語では「コンフィヌモン(confinement)」と言います。「制限された空間、環境に閉じ込められる」という意味。
自分が住んでいるお家から出てはいけない状況が、およそ2ヶ月間続きました。外出時は、許可書(手書きの書類、またはスマホで提出できる電子書類)にサイン。病気や仕事など特別な理由がある場合は時間や距離の制限がありませんが、一般の私たちは、運動あるいは買い物を合わせ1日1時間、1キロ以内しか認められていませんでした。許可書を持っていないひと、制限を超えているひとには、罰金が科せられます。

 

「タブレットショコラ」が必需品。

この期間は、お家でのお菓子づくりが大人気。家庭でできる一番つくりやすいスイーツは、ガトーショコラ(やフォンドンショコラ)やタルト。子どもたちもお家にいるし、とにかく楽しく時間を過ごすことを、いろいろと企画しました。

私が住んでいる建物には、高齢の方や肺器官が弱い方がいるので、買い物をお手伝いします。買い物リストの上の方には、かならず板チョコ(フランス語で「タブレットショコラ」)が。ある方は、オレンジとキャラメルが入ったのが、とくにお気に入りのようでした。

通常のスーパーは、30〜40分並んでようやく店内に入れる状況。ありがたいことに、私のお家のすぐ近くにはcarrefour cityというコンビニがあり、そこでは並ばずに購入できます。板チョココーナーは、レジのすぐそば。レジ前にチョココーナー、後ろの棚にアルコール類ということが多いです。それだけ売れる商品ということですね。

ちなみにニュースでは、スーパーから無くなったものにパスタが挙げられていましたが、じっさいは、お菓子をつくる材料(小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー)も無くなっていました。

 

“モン・ブランジェ”が、なんてったって一番!

フランス人の、地元のパン屋さんへの思いは格別です。「パン屋」ではなく、「私のパン屋」と呼びます。「ブロンジェ(bouanger)」とは「パン屋」のことですが、私たちが食べるパティスリーやショコラのほとんども、このブロンジェで購入します。

最近のブロンジェはパン(パンよりもサンドイッチの売り上げが大きい)、パティスリー、ショコラを販売する複合型に進化しており、パティスリーやショコラのレベルも、以前とは比べものにならないくらいに上がっています。パリでは、最高峰の素材と技術によるパティスリーやショコラを提供する老舗、手頃な値段で買える地元のブロンジェ、と今後ますます二極化が進みそうな予感です。

 

コミュニケーションは、「バルコン」で生まれる。

2ヶ月間、欠かさず続けていたことがあります。それは、毎晩20時からの5分間、暮らしを支えてくれている方たちに向けて感謝の拍手を送ること。
最初の1ヶ月は窓越しに、2ヶ月目からはバルコンから。その頃は、エールを送った後でバルコン越しにご近所さんとアペリティフ(食前ワインでの乾杯)をするように。
週末には、バルコン越しにご近所ブランチ。美味しいケーキを青空の下でいただきます。写真は、イチゴショートの元祖だと思われるフレジエ(いちごケーキ)のフランボワーズ版、フランボワジエ。自粛期間は晴天が続き、バルコンでとても美味しい野いちごが育ちました!

 
 
 
 
 
 

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開発中の新作バーを、
ひと足先に味見。

ウガンダから届いた豆を使った、新作のチョコレートバーを現在試作中。これ、じつは店舗で発売中の「チョコレートグラスパフェ」のアイスに使っているものと同じ。バーが発売されるのはこの秋の予定なので、今のうちに!いち早く味見してみては?

チョコレートグラスパフェの詳細はこちら

 
 
 
 
 
 

みなさんこんにちは!
greenスタッフです。

今回は、玄人好みのチョコレートバー「ALPACA75%」のお話です。          

ALPACA75%の詳細はこちら

ALPACA75%で使っているカカオの産地は、地図に載っていないロマン溢れる未開の地、ペルーのマラノンキャニオン。ここで採れるナショナリオ種のカカオ豆は油分が多く、口溶けのよさが特徴。豆自体もハーブ・スパイス・渋み・フルーティーさと、様々な表情を見せてくれます。さらには、販売は一国に一メーカーと制限されており、日本での取り扱いはgreenだけ!の希少な豆なのです。

試作を山のように重ねてたどり着いたのは、豆を3つの温度に分けて1時間ずつ焼き、コンチングする際にブレンドするという製法。低温でハーブの繊細さを残し、中温でまろやかさを引き立たせ、高温でチョコレートのコクを出す。カカオの味わいを最大限に引き出そうとする、ショコラティエの執念が光ります。

そうして出来上がったチョコレートバーは、ビーントゥバーらしく複雑な味わいや香りが楽しめる、プレミアムな一枚。産地のペルーからインスピレーションを得て「ALPACA」と名付けました。ラッピングの和紙もペルーをイメージしています。(かわいいデザインですが、通好みの味なのでジャケ買いにはご注意ください)

いろんな嗜好品との相性抜群なので、ブランデーやウイスキーとペアリングして、素敵な夜更しのお供にしていただけたらうれしいです。

 
 
 
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