協力者を増やす

身体に良い服を作っています。
それぞれのスポーツに合わせたウェアがあるように、運動後の疲れた身体のための服があってもよいと思っています。

僕は仕事柄移動が多く、時には4日間かけてアマゾンの奥地まで行ったり、アフリカのサバンナで動物撮影をしたり、ベネズエラの未開の地を訪れたりします。そんな時に、どんな服を選ぶのかはめちゃくちゃ重要なのです。なにしろ、そのウェアの良し悪しで旅の快適さが格段に変わり、移動の際の最大のネックである、重量を左右するのですから。

湿気や、亜熱帯にも4000m級の高地の寒さにも耐えうる服であり、毎日洗濯できるような便利なランドリーもないので、消臭効果も必要。そして、移動が楽な服とは、一体どういうものなのか？何年間も買っては試しを繰り返してきましたが、最終的に自分達で作ることに行き着きました。

現在は、タンザニアやエチオピアのサバンナで耐えうる通気性と防水性、ストレッチの効いたウォームアップ上下や、ヒートテックよりも暖かくて蒸れずに快適なメリノウールのベースレイヤー、キリマンジェロの4000mに耐えるジャケット等々を試作中。今回のシアトルでも、テスト中のブルゾンは、連日の雨と気温2度まではクリアしています。

もちろん僕はオシャレが大好きなので、シンプルだけど都会でも着たくなるデザインを目指し、素材探しと、試作、フィールドテストの日々を過ごしています。近い将来、皆様にも「運動を快適にするための服であり、身体に良い服」をお届け出来るように開発を進めていきます！

前置きが長くなりましたが、今回は「協力者を増やす」というテーマです。

仕事を成功に導く要素として、自分の周りに協力者をどのくらい増やせるか？　という課題があります。それぞれの会社の中で協力してくれる人が増えれば、プロジェクトは前に進んでいきます。

仕事には進め方があり、それはある程度の汎用性はあると思いますが、会社の文化や組織によって驚くほど違ったりするのでややこしいです。

現代は転職も当たり前。前の会社のやり方や自分の慣れたやり方に固執するあまりに、仕事がうまく進まず、協力者が増えずに困っている人を見かけます。勉強に上手い学び方があるように、仕事にも上手い進め方があるのです。大企業のような長く続いている会社であれば、年月をかけて作り上げてきた進め方があり、それは一つの良き文化になっています。

仕事は結果で判断してくれ、と言う人もいますが、僕は過程が大切だと思っています。結果はただの結果であって、良い時も悪い時もありますし、そもそも結果はコントロール出来ません。コントロール出来るのは過程だけだからです。

自分で考え、自分で判断し、最善を尽くしたのでこれ以上は出来ないと判断するのは、一見、責任を持って仕事に取り組んでいる人のように見えますが、実は肝心な事に気付いていません。

何かを変えるならば、どう変えるのか？　もっと良い方法はないか？　自分で考えながらもいち早く相談し、知恵を借りてより良いものにしていくと、周りに協力者が増え、仕事の成功に繋がります。1人で仕事をしていても、出来る事は少なく、上手くいく範囲も狭いのです。

こういう人は、目の前の問題の解き方に囚われていて、勉強の仕方や、学び方、テストの取り組み方を見落としているのです。あなたの周りに協力者がどのくらいいるのか、いないかは、偉いか偉くないかではなく、あなたの仕事の進め方次第なのを忘れてはいけません。

社内にも社外にも協力者が増えれば、色々な事が上向きになり、毎日が楽しくなってきますよ！