サンタ・ロサ村でチョコレート作りに挑戦!

May 19, 2023

 
 
 
 

1. CACAO JOURNEY
    私たちの“旅路”をレポート

 
 

2. WHAT'S UP BOSS
    代表の安達建之によるコラム

 
 
 
 
 

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ボリビアのサンタ・ロサで
カカオのクオリティを上げ、
収穫量を増やすために
奔走するアブラハム。

今年3月、3年ぶりに彼に会いに
村を訪れた安達は
一つのプランを携えていた。
それは、村の子どもたちと
村で育ったカカオで
チョコレートを作るということ。

まだ温かいチョコレートを
ぺろりと舐めた子どもたちは
目をキラキラと輝かせていた。

村にある道具を工夫して

その日は、村の小学校と中学校に通う子どもたち、その保護者、先生たち110名ぐらいが集まった。手できれいにしたカカオ豆をローストする。といってもオーブンなどないから、大きな鍋に砂を入れて熱し、そこにカカオを入れて混ぜ、石焼ならぬ砂焼きの状態でカカオを焙煎する。

みんなで一粒ずつ殻をむき、やはり村にある手動のグラインダーのような器具に豆を入れて取っ手をぐりぐり回しながら潰していく。最初は砕かれた粒が粗いが、それをまたグラインダーに通し、何度か繰り返すうちに粉っぽさなくなってペースト状になる。最後に砂糖を加え、型に流して冷やし固めたらチョコレートの完成だ。

Qué rico、Qué rico!
練りたてのまだ温かいチョコレートを口にした子どもたちは、目を丸くしてとびきりの笑顔をむけて、美味しい!を連発した。これがチョコレート! なんて美味しいんだ!

村の人たちがピュアなチョコレートを食べるのは初めてのことだ。村に自生するカカオがどうやったらチョコレートになるかを知る人はいない。安達は、特別な専用の器具をあえて持ち込まず、村にある道具だけでチョコレートを作ることにこだわった。安達が村を去っても自分たちでチョコレートを作れるように。収穫祭などのフェスティバルにはみんなでやってみればいい。そんな話を村の人たちは目を輝かせながら聞いていた。

村全体に協力者を増やしたい

安達が以前、サンタ・ロサを訪れた際、村の大人たちを集めて、カカオのクオリティを上げれば収入が増えるというプレゼンをした。でも彼らにとってはどこふく風だ。美味しいチョコレートを食べたことがないし、そもそもチョコレートがどうやってできるかを知らないから、安達の話がピンとこない。そこで今回は、みんなで一からチョコレートを作ってみることにしたというわけだ。

手を動かしながら、味見をしながら、カカオのクオリティを上げることがどんなに大事か、アブラハムがやろうとしているのはどういうことかを改めて説明する。大切なのは、それを楽しみながらすること。美味しいね、楽しいね、と時間をともにしながら。

ワークショップの輪の中に、アブラハムの子どもたちや奥さんの顔もあった。この家族がこれから村人たちをリードしていくことになる。その時、アブラハム一家が孤立することなく、村全体が協力者となることを願っている。

 
 

Vol.153

Charles Brewer

ジャングルの中からカラカスに戻ってきました。少しホッとしています。
エンジェルフォールへの山登りは、想像していたよりも危険でした。山小屋には怪我人が3人、足を11針縫った人、足を踏み外して捻挫した人、滑って岩から落ちて骨折した人。彼らはここからどうやって帰ろうかと、途方に暮れていましたが、それでも皆明るい!
ホッとしているといっても、ここはカラカス。世界一危険な都市と言われているので、最後まで油断大敵です。

Charles Brewer(チャールズ・ブリュワー)氏に会いに、山の上にある山小屋風の自宅に行ってきました。
85歳の彼は、入口で僕を迎えるとそのまま、カラカスの街が一望できる庭に案内してくれ、アジアから来た見知らぬ男の気持ちをリラックスさせてくれました。
大きなハグをすると、85歳とは思えぬがっしりとした身体が、今までの彼の偉業を支えてきたのを感じました。

リビングには、彼の蒐集した虫やクモや蝶、数百のコレクションが壁一面に飾られ、「この名前を知っているか?」と、一つ一つ全ての名前を僕に説明しました。
そのまま手を引っ張り、本や書類で埋められた彼の書斎に行き、PCを開け、次に出版される彼の写真集について、イントロダクションから楽しそうに説明してくれました。

彼はジャングルで29もの新種の植物や生物を発見しています。それはいつどこで、どんな状況だったのかを話し、その中で「discovery / 発見」の意味を教えてくれました。

「見つけるだけではダメだ、それは発見したことにはならないんだ。その写真を撮り、調査し、文献を調べ、文章にまとめ、発表し本にする。そこまでが発見なんだ」
彼は今まで18冊の本を出版し、19冊目を印刷中です。

「いつから、あなたのナチュラリストとしての人生が始まったのですか?」と聞くと、
「生まれた時からさ。近くにあったもの、見たもの、触ったものに興味があったんだ。それを学び追求していったら、今だよ」とニコニコしながら、PCの次の写真を見せながら、この植物を発見したのは、ここなんだよ、分かるか? と分かるわけない僕に話し続けます。

巨大な洞窟を発見した時の逸話があります。
セスナに乗っていた時に、普段とは何か違う光が見えたので、パイロットに引き返してくれ、と頼んだそうです。しかしパイロットはそのまま飛んでしまった。
その事が気になっていたチャールズは、2年後その場所を訪れ、謎の光がどこから来ていたのかを探すと、近くの湖に太陽が反射し、何かを通して角度が変わり、空に向かっていたことに気付き、探索を続けると巨大な穴を発見したのです。
彼はカラカスに戻ると、各分野の専門家(気象、爬虫類、岩や地層、考古学など)を集めた調査隊を組織し、再度洞窟を訪れ、全てを計測し、徹底的に調査し、一冊の本にまとめたのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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