ガトーショコラといちじくと。

August 18, 2023

 
 
 
 

1. BE CACAO LOVERS
    ちょっと深い商品のお話

 
 

2. WHAT'S UP BOSS
    代表の安達建之によるコラム

 
 
 
 
 

\3,000円以上送料無料/

 
 
 
 
 

みなさんこんにちは!
greenスタッフです。

今回は、8/19(土)から日本橋店に登場するイートイン専用のガトーショコラをご紹介します。

主役はタンザニア産のビーントゥバーチョコレートを贅沢に使った、フルーティーで濃厚なガトーショコラ。口に入れたとたん、シュワッと溶けていく感覚と共に、タンザニア産ならではの黒カシスやブラックベリーのようなフレッシュな香りが鼻に抜けていきます。ひと口にカカオの味わいがギュッと濃縮されているので、食べ応えも抜群。

フレッシュのいちじくと共に口に運ぶと、相乗効果でフルーティーさが際立ちます。やさしい甘みの生クリームは、ビーントゥバーならではの酸味をやわらげ、また違った魅力を引き出してくれます。

さらに、食感の変化を楽しめるように、ピスタチオとカカオニブ、薄く削ったガーナ産のチョコレートを添えています。

 
 

今の時期なら、すっきりと味わえるアイスカカオティーほうじ茶とのペアリングもおすすめ。
まずは、プレーンでひと口。そのあとはお好みで、どの素材とマリアージュさせようか、お皿の上で楽しみながら、味わっていただきたい一皿です。

 
 

日本橋店はテイクアウトのコーナーも充実。ガトーショコラのベースで使用しているタンザニア産チョコレートバーや、お持ち帰り用のガトーショコラもご用意しています。ぜひこの機会にお立ち寄りくださいね。

日本橋店限定ガトーショコラ
EAT IN ¥1,540 (税込)
日本橋店にて季節限定発売。

 
 

Vol.166

Kokoa Kamili

アフリカ、タンザニアに、良質なカカオと気持ちの良いコミュニティの両方を作っている“Kokoa Kamili” というカカオ施設があり、素晴らしいエコシステムを築いていると聞き、訪れてみたいと思っていました。

2019年に訪れる予定があったのですが、パンデミックが起こり中止になっていたのです。

Kokoa Kamili までは、キリマンジャロからチャーター機で2時間。無人の滑走路のみの空港に着陸し、そこから車で2時間、モロゴロ州イファカラ、ムビング村にあります。
2013年にインドネシア人のシムラン氏が創業したこの施設は、10年間で5トンだった生産量を230トンまで引き上げ、10年で46倍に。スタート時数人だった従業員も、約200人まで増えているというのだから驚きの成長率です。

その仕組みを知るために、ここまでやって来ました!

タンザニアの中でもムビング村はかなりの田舎です。家の壁は泥で出来ていて、洗濯は川でしていますし、村に外食らしき店はありません。
ホテルがないので、僕は修道院に泊めてもらいました(ちょっと怖いですがガマンです)。

何軒かの農家に取材に行くと、農民達の暮らしが、Kokoa Kamili が来てから大きく変わった、新しい家が建ち、子供達を大学に通わせているというのだから、信じられません。

朝8:30、工場には130人のスタッフが集まり、朝礼と掃除から始まります(アフリカの田舎では信じられない光景)。
発酵や乾燥、選別、袋詰めに配送まで全ての業務を見せてもらいました。発酵に関しては、常にカカオの温度を計り、糖度や水分量をチェックし、カットテストを行いながら、発酵状態を把握し記録を残すという、当たり前ですが手間のかかることをきめ細かく管理していて、クオリティに対して意識の高さを感じました。

乾燥や選別は、アナログ的な方法で人海戦術で対応しており、特別な事はなく、きちっとやってるな、という感じでした。
取材を進めていくと、新しいカカオを栽培する農家を増やすために、苗木を育てていて、その苗木をただ同然の値段で配っていることが分かりました。農家に対して育て方をレクチャーし、その講習を受けた農家にだけ配り、育ったカカオは買取る約束をしています。
そして、苗木を配り、買取ることをラジオで宣伝し、契約農家を集めています。
また、初めてカカオを栽培する農家は、分からないことや困ったことは自前のコールセンターで、メッセージか電話でいつでも聞くことが出来、集まった情報はデータベースに蓄積され、常に新しく更新されていました。

また、農家によっては車がなく、収穫したカカオを発酵場まで運ぶのに苦労します。そこには宅配Boxを設置して集配し、ラスト1マイルまで対応しているのだから、GoogleとジャパネットたかたとAmazonを合わせたような、アフターサービスもバッチリな、すごい仕組みを作り出しています。

しかも、競争相手が入って来ようとすると、すぐにマーケットプライスを調べ、それよりも高い価格で買取ることを農家に伝え、他に行かない盤石な体制を作っています。
その効果で、契約農家は5000軒以上に増え、苗木の生産は年間8万本です!

現在2エイカーの施設は、1年後に19エイカーのおよそ10倍に広がり、建築工事は今年中に始まるそうです。

マーケティング、PR活動、組織マネジメント、生産管理、ロジスティック、販売、営業活動、アフターサービス。経営に関する全てが仕組み化され、一体となりグルグル回っています。

タンザニアの小さな村で。
ココア・カミリ、ヤバいです!

 
 
 
 
 

\8/26開催@中目黒本店/

\8/26開催@中目黒本店/

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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