クリスマスの風物詩

皆様に、クリスマスプレゼントが間に合いました！！

制作に2年間を要したオリジナル ドキュメンタリー マガジン『PD』が、12月22日に発売になります！

南米、アフリカ、ニュージーランド、ヨーロッパ、アメリカと世界をめぐり、（おそらく）インターネットには載っていない現地の情報を総力取材し、1冊にまとめた雑誌です。テレビもネットも信用がなくなったこの時代に、信用出来るメディアを作りたいと取り組んできました。

Amazonと書店でお求めいただけますので、この機会にぜひお楽しみ下さい。
Kindle Unlimited会員の方は無料です！

クリスマスの日、家の近くの駅で降りると、ジングルベルが聞こえ、サンタの帽子を被った店員さんが、クリスマスのホールケーキを売っている光景が当たり前だった。

最近見ないなぁ。

調べてみると、どうやら「予約販売」が原因らしい。作る準備も在庫調整もしやすく、売れ残りも出ない予約販売が、お店にとって生産性を上げると。

そりゃそうだ。

コンビニでは1ヶ月前からクリスマスケーキの予約がスタートし、計画的に工場で作られ、店舗に出荷、予約した人が取りに来て、クリスマスパーティー、完璧だ！

僕の好きだったあの光景は、コンビニに置き換えられたのか。

生産性は経済の文脈では大きなテーマだ。

日本のホワイトカラーは生産性が低いとか、無駄な会議が多すぎるとか、その度に、僕のようなおじさん達が悪者になる。

僕達のお店では24日と25日、店頭に机を出してクリスマスケーキを販売する。
売れ残ろうが、売り切れようが、そういうことでお店をやってるわけじゃない。
ケーキの予約なんてすっかり忘れ、駅に着いて焦っているお父さんがいるはずだ。

生産性と引き換えに、冬の風物詩が無くなった。

ケーキ屋さんが、1週間前から夜中にかけて作ったクリスマスケーキを、店に並んで買いたい。寒い中並んで買ったクリスマスケーキは、楽しいパーティーには欠かせないのだ。

おじさん達の生産性は相変わらずかもしれないが、今年もみんな笑ってる。

まあ、良いじゃないか！