スイーツショップリサーチ in Paris
May 31, 2024
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Directed by Tateyuki Adachi |
PARIS スイーツ特集 Written by Adachi |
5月のParisは、気持ちが良い最高の季節です。街中は、夏のオリンピックに向けた最終工事が佳境を迎えていました。 今回のコラムは、2024年最新版スイーツショップ巡りをお送りしますが、コロナ期間を含めしばらくParisに来ていなかったので、万が一大好きだったお店がなくなっていたら……。でもそんな心配は無用、Parisはめちゃくちゃ元気でした! さあ、Parisのチョコレートショップ、ベーカリー&パティスリー、食べ歩きツアーへ出発しましょう。 まず向かったのは、パティスリー激戦区、名店揃いのRue du Bac(バック通り)です。 Rue du Bacの入口には、カラフルで一目で分かるパッケージが特徴のチョコレートショップ、“CHAPON(シャポン)”が待ち構えています。 |
僕はCHAPONのアイデアが大好きで、いつも驚かされています。長年お店を引っ張ってきたMr. Chaponはブランドを売却し引退しましたが、経営体制はバッチリ、可愛いチョコレートが並んでいました。 少し進むと、左手に“Boissier(ボワシエ)” が見えてきます。マロングラッセ発祥の店といわれていて、昔ながらのあの味が楽しめます。 そして、皆さまご存知 “PIERRE HERMÉ(ピエール・エルメ)” はカフェ併設なので、フランボワーズのマカロンケーキの名作 "ISPAHAN(イスパハン)” が食べられちゃいます。 |
そしてお次は、ガレット・デ・ロワが有名な “Des Gâteaux et du Pain(ガトー・エ・デュ・パン)” 。 実はフルーツタルトやチーズケーキ、パウンド等の焼き菓子がお勧めで、ウィンドーの見せ方、商品の並べ方はセンスが抜群、ワクワクさせてくれます。 さらに進むと “ANGELINA(アンジェリーナ)” 、もちろんモンブラン。モンブランを食べるために他のケーキを食べずにいたのですが、 なんと5分前に閉まっていたのです……。 |
ショック、ショックすぎでしたが……。 さみしげにウィンドーを覗いていると、アジア人観光客が遠くから来たのを察してくれ、大きめの抹茶とチョコレートのマカロンを2つプレゼントしてくれたのです。こんなことされるとファンになっちゃいますよね。 気を取り直して、というか気分を上げ、Rue du Bacで最後に向かったのは、ボンマルシェを通り越しての “LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE (ル・ショコラ・アラン・デュカス)”です。Parisで1番ブランディングがうまいお店といえるでしょう。Rue du Bac店は小さなお店ですが、無骨でクラフトマンシップ満載のインテリアや什器、商品の見せ方、パッケージとどこにも隙がなく、カッコ良い。あえて言わせてもらえばチョコレートの質にはさほどこだわりは見えませんが、スターシェフであるデュカスのお店は、いつ来ても素敵です。 |
次はオペラへ移動です。Parisの中心地オペラには、パティスリー以外にもお花屋さんや雑貨店など可愛いお店が多く、見るものがたくさんあり、なかなか先に進めなくなります。 “Fou De Pâtisserie(フー・ド・パティスリー)”は、なんとケーキのセレクトショップ。Mam La Scene(マム・ラ・セヌ)のチョコレートタルトやNina Métayer (ニナ・メタイエ)の薔薇のケーキ、ANGELINAのモンブランなど約20種類のケーキが毎朝届くのだから、見ているだけでも面白いです。 ANGELINAのOld Schoolのクッキー缶も売っていましたよ(買い忘れてしまいましたが…)。 |
オペラのお目当ては “Stohrer(ストレー)” 。キョロキョロしながら歩いていたら、通り越してしまいましたが、1730年創業、1番古いパティスリーといわれています。当時のままの内装は壁画もシャンデリアも素敵です、そしてここはなんといってもエクレア! 美味しいとか美味しくないとかのレベルではなく、Stohrerに来たらとりあえずエクレアを食べるのが、超個人的なルールになっています。 |
オペラから歩いて向かったのは、1977年にデザイン、映画、音楽、図書館を含む近代芸術拠点を当時の大統領がパリに完成させた、Centre Pompidou(ポンピドゥ・センター)です。建築家はレンゾ・ピアノ、リチャード・ロジャースおよびジャンフランコ・フランキー二。 ここで近代芸術に触れ、アートの空気をたくさん吸い次のお店へ。 |
オペラから向かったのはPalais-Royale(パレ・ロワイヤル)。この中にあるラムダン・トゥアミがプロデュースしたセレクトショップ “A YOUNG HIKER(ア・ヤング・ハイカー)” を覗き、“Café Kitsuné(カフェ キツネ)” へ。 ロケーションが素敵すぎだし、お店のセンスは抜群、賑わっていました。 たくさんのお店を周りながらコロナ前と後で、Parisに起きた大きな変化は何かな?と考えていました。 それはParisの右岸を中心に起こっている、サンドウィッチだと気付きました。 コロナ禍にお店をオープン出来ず、経営難を乗り切るためにシェフ達が考え出したのがサンドウィッチだったのです。 パリ10区にあるレストラン“Pouliche(プーリッシュ)”では、シェフの考案した菓子パンサンドが大人気となり、火が付きました。 ・100%ベジタリアンサンドの“Plan D”。 ・ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮)をはさんだ“Sandwichette(サンドウィシェット)” 。 ・リヨン風チーズスプレッド「セルヴェル・ド・カニュ」の店“Michelle MabelleI(ミシェル マベル)”。 ・ロブスターが詰め込まれたサンドイッチ店“Homer Lobster(オマーロブスター)”等々。 どこもボリュームたっぷりで、昔のハム&チーズとは別物です。この話は、別の機会にさせて下さい。 とても楽しいParisリサーチになりました! |
green bean to bar CHOCOLATEの |
新作ソルベ発売 |
幻のカカオ・FORTUNATO NO.4の濃厚なチョコレートソルベと、希少なカカオパルプを使用した爽やかなソルベ。別添えの葡萄ソースやアーモンドのクリスタリゼをかけてお楽しみください。 |
クープ ド ソルベ ¥1,760 (税込) 6/1(土)より中目黒本店・日本橋店・福岡店にて期間限定発売。 |
ジャーーン、パリのシンボルと言えばエッフェル塔ですよね。せっかく行ったので撮って来ました。あまりハッキリと見たことは無かったのですが、やっぱりカッコ良い。何かを作る時にシンボルって大切で、ちゃんと作るのが重要ですね。 Have a good weekend!! |
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