注目の海外ビーントゥバーブランド。

October 11, 2024

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CONTENTS
  1. NEW TOPICS
    世界一のチョコレート
    受賞記念プレゼント中!
  2. BE CACAO LOVERS
    ちょっと深い商品のお話
  3. HAVE A GOOD WEEKEND
    ごきげんな週末を!
Directed by Tateyuki Adachi
 
 

green bean to bar CHOCOLATEの
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世界一のチョコレート
受賞記念プレゼント中!
『The Northwest Chocolate Festival』が主催するビーントゥバーチョコレートの世界大会で、4つのバーと3つのボンボンショコラが受賞しました! 日頃から応援してくださる皆様へ感謝を込めて、金賞を受賞した「Tanzania 70%(KAMILI)」の特別ミニバーを、greenの各店舗で商品ご購入時にプレゼントしています! 期間は10月5日から31日まで(なくなり次第終了)。ぜひお店に遊びにいらしてください!
The Northwest Chocolate Festival特集
Written by Tateyuki Adachi
今週と来週の2週に渡り、北米最大のチョコレートフェスティバルの現地レポートをお送りします。世界中から集まったブランドのオーナーや、チョコレートメーカーへインタビューを行ってきました。
日本では知られていない初登場のブランドやチョコレートは、新たな発見があり、楽しかったです!

2008年からシアトルで開催されている、The Northwest Chocolate Festival(以下NWCF)は、国際的にも注目度の高いチョコレートイベントです。
参加するのは、ビーントゥバーをベースとしたチョコレートメーカーが中心で、大量生産型のブランドの参加はありません。
また、試食だけでなく、カカオ農業や発酵、お店の経営やブランド作り、マーケティングについてなど、教育をベースとしたプレゼンテーションやワークショップが数多く開催され、参加者のカカオやチョコレートに対する教養を高める役割も果たしている点が、他の一般的なチョコレートイベントと大きく異なります。

またフェスティバル内では、ビーントゥバーの世界一を決めるアワードが開催され、100ブランド、1000以上の製品の中から各部門において、Gold、Silver、Bronzeが決まるのも大きな特徴になっています。

今週は、NWCFでリサーチした注目のビーントゥバーチョコレートメーカーをご紹介します!
AYITIKA(ハイチ共和国)
農学者であるジャン=シェネルが2022年に創業。
アロマだけでなく、耐病性のある木を集め2年間観察し、信頼できる木の遺伝子からクローン化した苗木を農家に配布。高品質のカカオ豆を生産し、2000を超える農家と協力し、From the root to the tableをスローガンにブランドを運営しています。
2024年のパリ国際コンテスト“the Valorization of Agricultural Products (AVPA)“では70%のダークチョコレート「Amelonado & Criollo」 が銀賞を受賞。2023年に続き、2年連続の受賞をしています。
SOMA chocolatemaker(カナダ トロント)
2003年にデイヴィッド・カステランとシンシア・レオンの二人が創業しました。このブランドは、僕も大好きなブランドの一つです。
チョコレートバーだけでなく、ビーントゥバーを使った今までにないフレーバーのトリュフやガナッシュを作るといったクリエイティブなアプローチでも有名なブランドです。
ベネズエラ・グアサレの70%ダークチョコレーやジャマイカのバチェラーズホール産のビーントゥバーは特に人気で、今回のNWCFでも一番在庫を持ってきた商品でありながら、イベント2日目のお昼には売り切れてしまう人気ぶりです。
Dick Tayler Craft Chocolate (アメリカ)
2010年にアメリカでアダム・ディック&ダスティン・テイラーの二人が創業したブランド。二人はもともと家具やボートを作って生計を立てていましたが、自分たちがやってきたことと、クラフトチョコレート作りに共通する哲学に興味を持ち、カカオ豆と砂糖のみを使ったシングルオリジンチョコレートの製造を開始しました。
始めた当初は月に50枚のチョコレートを作るのが精一杯でしたが、今や年間40トンの製造をするまでに成長したブランドです。
ベストセラーは、彼らが一番最初に作った商品でもあるマダガスカル75%に黒イチジクをトッピングしたバーです。
HERITAGE CHOCOLATE(ドミニカ共和国)
1930年代から、ドミニカ共和国でお菓子工場を営み、パンやチョコレート業界のパイオニアの一人でもあった父親の影響を受け、2021年にブランドを兄弟二人で創業。カカオ豆の低温焙煎、石臼を使ってのコンチングなどカカオの風味を最大限引き出したクラフトチョコレート作りを目指しています。パッケージの素材にもこだわり、植物性のセルロースやプラスチック加工のない紙を使うなど、100%リサイクル可能なパッケージ素材でこだわりのチョコレートを梱包しています。
2024年のNWCFでは、出展者対象のアワード「Best in Show」を獲得した「71% cacao DARK CHOCOLATE」がベストセラーです。
Cuna de Piedra (メキシコ)
2019年に創業。直接契約した農家からカカオ豆を適正価格で購入し、チョコレートを通じて、メキシコ産の国際的な評価を高めることを目指しています。このブランドの特徴は、100%メキシコ産カカオ豆に加え、メキシコの自然や文化を反映したユニークなフレーバーのチョコレートです。例えば、ハイビスカスの花やメキシコ産蒸留酒のメスカルを使用したチョコレートなど、メキシコならではの食材を組み合わせ、伝統を大切にしたチョコレートを生み出しています。
Öko-Caribe (ドミニカ共和国)
ドミニカ共和国は良質なカカオ豆の生産国として有名ですが、その中でも特に徹底した品質管理による高品質なオーガニックカカオ豆の生産者として有名です。
2006年に創業し、世界中のチョコレートメーカーにカカオ豆を提供してきましたが、2024年にビーントゥバーチョコレートブランドを設立。今年初めて、NWCFに参加しました。
ナチュラルな素材のみを使用することをベースに、混ぜ込むカカオバター量を調整し、様々なテクスチャー違いのチョコレートを作るなど、実験的な取り組みを元に商品作りをしています。これからが楽しみなブランドです。

来週は、フェスティバルの創業者である、ブライアン・シスネロス氏へのロングインタビューをお送りしたいと思います。
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チョコレートフェスティバルの様子です!
このイベントのお客様はチョコレートの質問が多くて、楽しい
Have a good weekend!!
https://greenchocolate.jp
 
 
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