実と皮を分ける地道な作業の先に
August 6, 2021
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1. CACAO LOVERS' LOUPE 2. WHAT'S UP BOSS 3. DAYS OF GREEN |
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ローストを終えたカカオ豆は 風を利用したウィノアーも使うが でもこの手作業が、 |
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自作のウィノアーが ローストし、余熱が取れたカカオ豆を、機械で砕いていく。それを風の力で軽い皮を吹き飛ばし、カカオニブを取り出す機械がウィノアーだ。greenでは、なんと豆を砕く部分と風で皮を飛ばす部分を組み合わせた自作マシンを使っている。これが手作り感満載! 自作ウィノアーにカカオ豆を投入。するとガガガガと音がして砕かれた豆が送られ、そこから吸引を利用して皮は袋へ吸い上げられ、ニブはマシン下の容器へと排出される。ニブはいったんふるいにかけて、大きなものは再度マシンに通し、ある程度の大きさに揃える。 |
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この工程で皮がきれいに剥がれることはまずない。そこで、バットにニブを広げ、皮がついているものを一つひとつ手で剥がしていく。多いときは、1日でカカオ豆30kg分! この段階で皮が残っていると、チョコレートに雑味が出てしまうというから、大変だが外せない作業だ。 |
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手作業から生まれる こうして丁寧に分けられたカカオニブは、一部を瓶詰めし、店頭やwebで販売している。greenのカカオニブは産地が明確なのが特徴。カカオニブをそのままかじると、カカオの香りとわずかな酸味を感じる。食感はナッツのようだ。 カカオニブは、ミネラルやポリフェノール、食物繊維を豊富に含むスーパーフードとしても注目されている。サラダやお肉料理のトッピングに、クッキーやグラノーラに加えてとさまざまに楽しめる。 |
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また、在庫があればラッキー!というレアアイテムがカカオティーだ。こちらはマダガスカル産オーガニック豆の皮を使用。ポットにカカオティーを入れ、熱湯を注ぎ、2分ほどゆっくり蒸らせばできあがり。チョコレートの豊かな香りを持ちながら、甘くないすっきりとした味わい。ノンカフェインなので、就寝前の一杯としてもおすすめ。 |
Vol.74 みんなの知らないスターバックス 2008年〜2010年にスターバックスは大変革をしました。 創業者のハワード・シュルツが復帰し、お店のサービスやクオリテーの改革をしたのではなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んだのです。 HP、アプリ、SNSやTwitterを刷新し、その効果は、Facebookのフォローワー数で、半年で100万人を超え、2010年には2700万人まで増やしています。 また同時期に、Starbucks Rewardsをスタートさせます。いわゆる、みんなの大好きなポイントカードシステムです。 アプリを使ったこのRewardsシステムが優秀で、現在アメリカでは、売上全体の26%がスマホからのオーダーになっています。Rewardsメンバーが売上の50%を占めていて、2300万人以上のアクティブ会員がいるというからビックリ。 日本では、スタバに行ってコーヒーを飲みながら、お喋りしたり、スマホを見たりといった3rdプレイスになっていますが、アメリカではほとんどの人がモバイルオーダーでピックアップし、車の中や会社でコーヒーを飲んでいるのです。 このアプリのシステムを裏で支えているのがAI、ディープ・ブリューです。
AIが、アプリの購入履歴や消費者行動履歴から予測し、 他にも、雨の日でもスタバに行きたくなるお得情報や、習慣的に行きたくなる魅力的な策を、お客様のスマホに届けるのです。 これだけでも、コーヒーショップとは思えないような進化ですが、さらに彼らはその上を行くことを考えています。 それは、アプリを使った決済機能の拡張、ネオバンク化です。すでにスターバックスのアプリの取扱高は、アメリカの銀行で6番目に位置しているのです。 (この話は、いずれ別の機会にしたいと思います) 1軒のコーヒーショップから始まったスターバックス、今やテックカンパニーの仲間入りです。 |
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