モーツァルトを聴きながら。

February 11, 2022

 
 
 

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「音楽」+「チョコレート」を
一つのパッケージにする。
greenが初めて作るボックス商品
「Classic Box」を
どう形にしていくか。

グラフィックデザイナーの岩井朋美さん、
イラストレーターの佐伯ゆう子さん。
二人とも、モーツァルトの
収録曲を聴きながら
イメージを膨らませたという。
その製作時の思いを伺った。

モーツァルトのピンク!

― 最初はどんなイメージでスタートしたのですか?

岩井:クラシックのCDを付ける。オーケストラの演奏で、ベルギーの教会で収録するということを伺っていたので、クラシックで雰囲気のあるイラストがいい、それなら佐伯さんと、パッと浮かびました。

佐伯:森の音楽会というお題をいただいて、ラフ案では、「夜の森の静かな演奏会」と、もう一つ、「高級感のあるクラシック音楽」というイメージを用意しました。パーツをたくさん描いていったのですが、動画でモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトジムーク」を流しながら、一時停止してきれいに見える動きを参考にしたり、音楽のイメージが伝わるように奏者の洋服も少しふわっとした感じにして。

岩井:描かれている人たちが本当に楽しそうなんです。いろいろな楽器があって、鳥も出てきます。パーツの中には五線譜もあって、デザインがつながるポイントになりました。

佐伯:色でいえば、モーツァルトを聞いた時にピンクのイメージが湧きました。

岩井:佐伯さんからそのご提案をいただいた時は、ピンクかぁとびっくりしました(笑)。でもgreenのテーマカラーであるグリーンとピンクを実際に合わせてみると素敵なカラーリングになりました。

品がありながら、
フェミニンな可愛らしさを

― 仕上がってみて、どんな印象ですか?

岩井:完成形を見るのは今日が初めてです。感動ですね。

佐伯:心掛けていたように品がある仕上がりになってよかったです。

岩井:ここに至るまで、いろいろなプロセスがありましたね。

― 最初はチョコレートを6粒ずつ2段で入れる企画だったのが、もう少し高級感を出したくて、ならば上に12粒まとめて入れようと。するとCDが入るので、ボックスで一つのパッケージにしようとなりました。

岩井:最初は箱の底の台紙を上面にも付ける予定でしたが、絵を回したいということになって、上は外しました。色も茶色だったのをピンクに変更して。結果としてすごくよくなりました。

佐伯:引き出しの内側にも譜面のイラストを入れてくださって。チョコレートを食べ終わった後も箱を使っていただけますね。

岩井:クラフトチョコレートの手作りのあたたかさと、greenならではの品のあるグラフィックを残しつつ、またちょっと新しい感じになったでしょうか。

佐伯:ジェンダーレスで、長く使っていただけるものになったと思います。greenの商品はどちらかというと男性っぽい力強さがありますが、今回はフェミニンな可愛らしさも持ち合わせていますね。いつもより少し特別なギフトになると嬉しいです。

 
 

■プロフィール
佐伯 ゆう子 Yuko Saeki

イラストレーター
広告、書籍、雑誌、WEB、ファッション、ウィンドウペインティングなど、ドローイングを軸に様々な企画に携わる。主な挿画は、雑誌「& Premium」(マガジンハウス)、ほか書籍の挿画や映画関連、虎ノ門ヒルズカフェの装飾、GUでのコラボレーションなど幅広く活動中。近年は2021年2月、代官山蔦屋書店にてギフトフェアを開催。ブックレーベル【若芽舎】より、写真家 若木信吾と共著による絵本「わたしのゴールデンベル」も発売中。

Instagram @saekiyuko

 
 

岩井朋美 Tomomi Iwai
アートディレクター / グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーとして経験を積んだのち、2015年より独立。グラフィックデザインを主に、CI、VI、パッケージデザイン、ファッションカタログ、サイン、webなどのデザインを手がける。その場の空間に溶け込むようなデザイン、空気感を意識して制作。フリーランスとして活動中。

 
 

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Vol.93

NO Question NO Fun

先日、専門学校の進級制作発表にお邪魔してきた。

ケーキ、チョコレート、パン、コーヒー、料理の5部門で、実際にあるお店の商品を作る、というのがお題になっていた。

それぞれに審査する先生方がいて、プレゼンの内容や見た目、味を評価する。学生達は良いアドバイスを沢山もらい、多くの学びを得ていた。

僕はと言うと、アイデアと、なぜそれを作ろうとしたのかを聞きに行っている。何か面白いことを考えている人がいないか。技術も大切だが、面白い人を探しに行っている。

全体的な感想は、無難なものが多く型にハマっているなぁ、であるが、中にはこんな学生もいた。

「どうしてこのケーキを作ろうと思ったの?」と聞くと、
「White Glass Coffeeは集客はできているので、今までに出したことのない商品で、客単価を上げることを考えました」

と答えるのだから、今時の学生にはビックリ(情報社会のなせる技か?)。よくリサーチされているし、分かってるなぁ。

そして、こんな人がお店にいてくれたら助かるだろうな、とも思った。

欲を言えば、「どこからこんなこと思いついたの!!」というようなものを考える人に出会いたい。

プレゼンする人は沢山いるが、質問をブツけてくる人には出会わなかった。

同じルールの中で、他の人と違う発想ができる人、違うことができる人に出会いたいし、そういう場にして欲しい。

学生達は卒業したら、働く事になる。

働くのは生きていくため、生活するためと多くの人が言うが、本来、生きるのは幸せになるためだし、そのために働くのだ。

学校は、将来何をやっても、自分で楽しめる人になるための準備期間。
掃除だって、後片付けだって、やり方次第ではとても楽しくなる。
楽しもうとするかしないかだけなので、楽しみ方を見つけて欲しい。

注意ばかりされたり、ガミガミと怒られたら誰でも嫌になる。

先生の言われた通りにやっているようでは、まだまだ人生楽しめていない。

 
 
 
 

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Film Festival
感動のフィナーレ

2月5日、イオンシネマ港北ニュータウンにて、green bean to bar CHOCOLATE Film Festivalが開催されました。ドキュメンタリー映画「The Taste of Nature」や、Classic Boxの楽曲収録の様子を収めた特別映像を、念願の大型スクリーンで上映。お客様と一緒に感動を分かち合えた、うれしい機会となりました。当日のレポートは、次号ニュースレターでお届けします。

 
 
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