目を閉じて、音楽を聴きながら
味わうその先に

ボンボンショコラに普段あまりお酒を使っていないgreenにとって、今回の12粒は新しい試みとなった。オーストリアやドイツで愛されているお酒を思いきって使い、クラシック音楽に酔いしれる雰囲気に溶け込みつつも印象を残す、大人な仕上がりを目指したのだ。

12粒のラインナップはこちら。

(上段左から順に)
白ワイン、ベルガモット、チェリー、コーヒー＆シュナップス、ライスクリスピー、ミルク、ピスタチオ、ダーク、ジャスミン、赤ワイン、フィヤンティーヌ、ザッハトルテ

「白ワイン」と「赤ワイン」は、どちらもオーストリアの代表的なワインを使ったガナッシュ。ワインをテイスティングした時に感じられたアロマも残さず表現したく、隠し味にフルーツを少々加え、アルコール感は控えめに、ワインの複雑で華やかな香りを楽しめるように仕上げている。

「ザッハトルテ」は、オーストリアの伝統的なチョコレートケーキから。アプリコットのジャムと、グラサージュ（周りにかかっている艶やかなチョコレートの部分）のシャリシャリが特徴のザッハトルテ。そのひとつひとつの要素を丁寧にボンボンショコラに落とし込み、わずか10mmの厚さの中に3つの層を構成。チョコレートの甘み、アプリコットジャムの酸味、砂糖のシャリシャリとした食感をぎゅっと詰め込んでいる。

「ダーク」は、日本初上陸のペルー・ウカヤリ地方のカカオ豆で作るチョコレート「UCAYALI 70%」を使用。ミントやマスカットのような爽やかさとキャラメルや黒糖のようなコクが両立するバランスのよいチョコレートで、その特徴をそのまま生かし、ダークチョコレートのガナッシュとは思えないほどあっさりした仕上がりに。ウカヤリを使用したボンボンショコラは現時点ではClassic Boxでしか味わえない。

「コーヒー＆シュナップス」もgreenでは珍しいお酒のボンボンショコラ。無色透明の蒸留酒シュナップスは、ドイツやオーストリアでは食後酒としてたしなまれるもので、コーヒーと合わせたカクテルがコンセプト。パンチのあるこの1粒はぜひ、最後の締めに味わってほしい。

ボンボンショコラのデザインの一つに、五線譜に書かれた音符がある。実はこの細かい絵柄はきれいに仕上げるのが難しいし、ともするとチープに見えないか、最後まで悩んだものだ。でもこれこそが「音楽＋チョコレートの新たな体験」を体現しているように思う。オーナーの安達をはじめ、オリジナル曲を手がけた作曲家、演奏家、チョコレートメーカー、パッケージのデザイナーやイラストレーターなど、みんなの思いが一つになり、そこに作りたての12粒が納まってClassic Boxは完成した。

 

 

ありがとうを届ける
いちじく＆ピスタチオ

ビーントゥバーの魅力がぎゅっと詰まったホワイトデー限定ボンボンショコラボックスが発売中。ガナッシュとコンフィチュールのハーモニーがポイントの“いちじく”と、ナッツの香ばしさが魅力の“ピスタチオ”は、今回のコレクション限定。全店舗とオンラインショップにて。

■ SEASONAL LIMITED
ホワイトデーコレクションショコラボックス
4個入り ¥2,160(税込）
8個入り ¥4,320(税込）

 

 

築地本願寺×green
チョコレートがつなぐ輪

2月23日、若い世代を対象とした新しい学び舎、築地本願寺“てらかつ”にて、安達が講義を行いました。コロナの影響でオンライン開催となりましたが、講義ではgreenのチョコレート作りを通して見えてきたモノの見方や幸せの在り方を共有し、テイスティングタイムではカカオ産地や製造方法についてお伝えしながらチョコレートを試食。モノづくりの背景や想いを知ることで、一粒のチョコレートがより美味しく、大切で特別なものに変わる。その瞬間を目の当たりにし、私たちも大きな刺激をいただきました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

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