Recovery

2021年に一般社団法人日本リカバリー協会が、全国の20代から70代までの男女10万人を対象に行った「日本の疲労状況」のアンケートでは、元気と答えた人 19%、疲れている人 38%、慢性的に疲れている人 43%。

自分は元気だと感じている人は、19%しかいなく、80%以上の人が疲れを感じているそうです。

特に20代、30代の女性で元気な人は、1割しかいないという。

日本人、疲れ過ぎじゃないですか？？

元気がないのは働き過ぎなのかと思い、労働時間をリサーチすると、OECD 世界主要国の労働時間ランキングでは、年間で日本は24位。休んでいるイメージのあるスペインは 26位、イタリア 29位。

ちなみに、日本の祝日数は世界1位。これに有給休暇取得数を加えた、実際に休んでいる日数は、堂々世界ランキング6位に位置しています。

世界で比べると、日本人は働いている時間は短く、休みも結構取れていますが、圧倒的に疲れている。特に若い女性達が。

これじゃあ、少子化が収まるはずがないし、何だか気になりますね。

いくら休んでも疲れている、寝ても疲れが取れない、現代の多くの人が抱えている問題が見えてきます。

日本人は休むのが下手なのか？　それともストレス過多なのか？

疲労と一言で言いますが、実は複雑。

運動による肉体的な疲労なら問題ありませんが、ストレスによる精神的疲労は鬱病や、自殺に繋がってきますし、長時間スマホやPC作業など、情報を浴び続ける生活や、いらないプレッシャーからくる神経的な疲労も厄介です。

今の日本人に必要なのは、一瞬元気になったと錯覚する栄養ドリンクや、便利すぎて何でも揃ってしまうコンビニではなく、本物のリカバリーではないでしょうか

疲れて帰ってきても、朝起きると「今日もやったるぞー」というような、疲労からの回復が早い状態を作りたいですよね。

この大問題である「疲労」は、日本の生産性が低い問題とも関係がありそうです。

日本人を元気にするキーワードの「Recovery」、食事やサプリの摂り方、トレーニングと休息、入浴と睡眠、私たちの生活について、今後考察していきます。