本日、トレーニングにて。

June 17, 2022

 
 
 

1. CACAO JOURNEY
    私たちの“旅路”をレポート

 
 

2. NEW TOPICS
    今!起きている最新ニュース

 
 

3. WHAT'S UP BOSS
    代表の安達建之によるコラム

 

greenで行われている
チョコレートメーカーのための
トレーニング。

ビーントゥバーの世界に浸り
チョコレートと対話する時間。

その道を極めるために奔走する
チョコレートメーカーたちの
鍛錬の日々。

チョコレートの味わいを左右する
テンパリングを学ぶ

greenでは、ビーントゥバーのスキルを習得するプログラムを組んでいる。先輩チョコレートメーカーによる技術指導はもちろん、理論を学ぶために外部の講師に師事を仰ぐことも。この時ばかりは日々の作業から離れ、集中して学ぶことが、さらなるスキルアップに欠かせない時間となっている。

今週は、ビーントゥバー3種のテンパリングを行った。テンパリングとはチョコレートに含まれるカカオバターを溶かし、温度調整をして安定した細かい粒子に再結晶させること。確かな技術でテンパリングを行うことで、心地よい口溶け、つるりとした美しい光沢、パキッと割れるスナップ性が生まれる。テンパリングの良し悪しがビーントゥバーの味を左右する。

カカオバターが多く添加されているクーベルチュールであれば、溶かすとサラサラと扱いやすい。対して、追油をしていないビーントゥバーは粘度が高く、ねっとりした触り心地。テンパリングには力もいるし、適切に結晶化させるのも難しい。

さらに同じビーントゥバーといえど、カカオ豆の個性によって粘度が異なる。ここがチョコレートメーカー泣かせの点であり、わくわくさせるところ。例えば、ペルー産のマラノンはカカオ豆のカカオバター含有率が高く、溶かすとサラサラとクーベルチュールに近い粘度。ベトナム産はカカオバターの含有率が低く、重くもったりしている。

greenではカカオ豆本来の風味を生かすため、追油はしないと決めているので、豆ごとの特徴を捉えたテンパリング技術が求められる。その日のチョコレートの状態で、正確かつスピーディに判断しなくてはならない、まさに職人の世界。

「ラボはガラス張りでお客様から常に見られている環境。テンパリングのクオリティと同時に、作業中の美しさも重要です。テンパリングのタイミングを逃さないよう集中すると、作業時の美しさが損なわれがちなので、練習中も見られていることを忘れずに、クオリティ・スピード・美しさの3つを意識しています」

今日もチョコレートメーカーたちは、ビーントゥバーと真摯に向き合いながら、美味しいチョコレート作りに励んでいる。

\ 送料無料キャンペーン実施中 /

 
 
 
 
 
 

green bean to bar CHOCOLATEの
最新ニュースをキャッチ

 
 

オンラインストア送料無料!

送料無料のキャンペーンをオンラインストアで実施中。季節限定のにしだ果樹園コラボレーションバー〈月読み水晶文旦〉が入った父の日用ギフトボックスもご用意しております。お求めやすいこの期間にぜひ。6/30(木)まで。

※代金引換配送の手数料は頂戴いたします。

 
 
 
 
 
 

Vol.110

満足とは

飛行機の中で聞こえてきたニュースです。

・インフレや物価高
・コロナ感染者
・ウクライナ情勢
・出生数(過去最少)と死亡数(過去最高)
・婚姻件数(戦後最少)
・離婚率

あまり良い話じゃないなぁ…

僕が子供の頃の日本は、明るいニュースが多かったのかな? その頃の大人は(両親世代の方々)、日々のNewsから、日本が成長していくことを感じられたのだろう。

僕等の子供達世代は、縮小する日本を生きていかなければならないのだから、厳しい世代なのは間違いない。

縮小するマーケットで仕事をするのは、逆風の河原を自転車で走るのと同じである。立ちこぎしないと進まないのだ。

普通に頑張っていても厳しい時代、多くの人は安定思考になるが、昭和の価値観での安定を選択すれば、安定とは逆の茨の道になるというのだから、どうしたら良いものか。。

先日、福岡で授業をしていた時、とても考えさせられる出来事が起こった。学生に作った商品の意図を聞いていたら、

「自分も満足して、お客様も満足する物を作ろうと思った」と言っていた。

耳ざわりは良いのだが、違和感を感じた。
満足とは何か? 学生が満足するものって?

僕は今まで自分が満足する物を作りたい、と思ったことがなかったので、少し混乱した。
なぜ自分を満足させようとしたのか?

もし、満足してしまったら、
どうなるんだろう?
出来れば、満足したくないし
満足してしまうのが怖い。

学校内の商品開発で満足しようとせずに、もっと自由に、もっと大きな所を目指して欲しい。

出来るだけ、遠くまで飛んで欲しい。

このコラムを書きながら、僕の違和感の正体は、作る理由がボヤっとしていることだと気付いた。

「お客様を満足させたい」

「あの人がチョコレートを食べた時、美味しいって思わず笑ってしまう顔がみたい」

僕は商品を作る時はいつも、具体的にイメージしている。誰に作るのか、誰の笑顔を見たいのか?

そしてその輪が広がっていくところを。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
https://greenchocolate.jp
 
 
©2019 green bean to bar CHOCOLATE. ALL RIGHTS RESERVED.
 

メルマガ配信の登録解除はこちら