アフリカ特集。

August 23, 2024

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CONTENTS
  1. SPECIAL
    アフリカ特集
  2. WHAT'S UP BOSS
    代表の安達建之によるコラム
  3. HAVE A GOOD WEEKEND
    ごきげんな週末を!
Directed by Tateyuki Adachi
アフリカ特集
Written by Tateyuki Adachi
今回は、アフリカ特集をお送りします!

アフリカやタンザニアには、どうやら縁がありそうです。
アフリカに縁があるなんて、全く考えたことがなかったけれど、人生は不思議なものですね。毎年来ていると、あんなに遠かったアフリカが近く感じられます。

そして、90年代は開発も研究も観光も、日本が様々な面でアフリカをリードし、共に成長していましたが、今は中国や韓国、中東が取って代わっているのを感じます。

日本が二流国になってしまったのを、行く先々で感じさせられます。残念ながら気付いていないのは私達だけなのです。

さて、アフリカとの縁のお話です。
①カカオ
カカオ豆の生産者カカオカミリ(2023.8.18号のボスコラムで詳しく書いています)からは、オープン当初からダイレクトにカカオを仕入れ、そのカカオを使ったシングルオリジンのチョコレートバーが、2022年にシアトルで開催されたノースウェストチョコレートフェスティバルで、世界一に選ばれました。
カカオカミリの作るカカオ経済圏は素晴らしく、契約農家5千件以上、苗木は年8万本、生産量230トン、現在従業員300人、毎年二桁成長しています。こんなアフリカの田舎町で、10年前に出来た小さなカカオ業者が、こんなに大成功するんだ、と勇気をもらいます。彼らの仕事のやり方は僕に大きな影響を与えています。
②動物王国
5年前からネイチャーフォトグラファーとして活動するようになり、動物王国のアフリカには毎年来るようになりました。

関東平野の80%ほどの広さがある、広大な平原 “セレンゲティ”にはライオン、ヒョウ、チーター、象、カバ、キリン、白サイ、バッファロー、ヌー、シマウマ等々、約300万頭の野生動物が暮らしています。
このアフリカで一番有名なセレンゲティ国立公園は、1981年ユネスコの世界遺産に登録されています。
ここに来れば多くの野生動物を一度に見ることが出来、動物写真家にとっては最高の仕事場なのです。
③コーヒー
キリマンジェロコーヒーは日本で有名ですが、エチオピアにも新鮮で美味しいコーヒーがあります。
実はコーヒー発祥国であり、コーヒー豆はエチオピアから中東へ渡り、アジアで大きな産業となり世界中で飲まれるようになりました。
もともとエチオピアで育てられていたゲイシャ種は、コスタリカからパナマへ渡ります。
2010年に国際品評会で1ポンド170ドルもの高値をつけ、世間を驚かせた“ゲイシャショック”は、1番高価なコーヒー豆となり、今もコーヒー業界を席巻しています。
アフリカから始まった人類の歴史と、どこか重なりますね。

カカオもコーヒーも動物も、僕のやっている仕事の元がアフリカだと分かったのは、最近のことです。
10年前にチョコレート作りを始めて、美味しい物を作るのに大切なのは

・良い素材であること
・丁寧に作ること

と学びました。

チョコレートもコーヒーも良い素材を求めて辿り着いたのがアフリカでした!
アフリカ
アフリカ特集2は、写真家の現場についてです。
写真家の仕入れは、写真の素材。仕入れのためにロケに出ます。
夏シーズン3度目のロケは、アフリカに来ています。

撮影チームは今年から新体制になり、国際色豊かなメンバーになりました。
現場では、写真家は写真を撮る以外にも、ライトを照らす係をしたり、アームを伸ばす役をしたり、ドローンやラジコンを操縦したりと瞬間瞬間で最適な動きをし、チームで良い写真を撮ることを目指しています。
動物撮影は、いつ撮影タイミングになるか分からないので、いつでも撮れる準備をしながら、その時を待つのです。

良い素材を撮るには、良い準備が必要で、それは6ヶ月前から始まります。
自然や動物を撮るネイチャーフォトグラファーは、ジャングルの中や侵入禁止区域などに行くため、各国で異なるVISAの取得や、機材や撮影の申請が必要になります。
持っていく機材全てを揃えて申請し、入国時にチェックがあるのです。通常のカメラ以外に、ドローンを持ち込むとなると軍の許可が必要になり、一段とハードルが上がりますが、その代わりに良い絵を撮ることが出来ます。

レンズは14mmから400mmまで計12本を持ち込み、ドローンと合わせて様々な角度から動物の姿を撮ります。
基本的にレンズ交換はせず、1人2台〜3台持ちで、レンズ交換している間のシャッターチャンスを逃すのを避けています。

動物と自分の間には一定の距離があるため、それ以上に近づきたい時は、ラジコン型のロボットを使ったり、8m伸びるアームを使い動物に近づいて写真を撮ります。
市販されていない専用道具なので、自作です。
良い写真が撮れるかのポイントは「我慢」です。
良い準備をし、チームマネジメントをし、天気やタイミングの「運」を呼び込む。
時差や空腹、長時間の移動と待機、そこに人間関係が加わりますが、忍耐強くイライラせずに耐えられるか。
まだしばらくアフリカにいるので、撮影の裏話を書いていこうと思います。
green bean to bar CHOCOLATE 
代表 安達 建之
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1日に何本電車が通るのかな?
皆、線路伝いに歩いていたので全然来ないのかも
線路も遊び放題です
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