2021年9月2日～9日に開催された、カナダのバンクーバー国際映画祭「PRPL Fork Food Film Foto Fest」にて、greenオーナーの安達建之が出演したドキュメンタリー映画『The Taste of Nature』が、長編ドキュメンタリー映画部門 最優秀賞を受賞した。

この映画祭は、「食」をメインテーマにしたユニークな祭典だ。映画作品の中には、ミシュランの3つ星シェフ、南アフリカの女性ムール貝ハンター、アカデミー賞にノミネートされた監督の作品など、20カ国以上を特集した全30作が集結。五感を呼び覚まし、味覚を刺激するような映画が、期間中にオンラインで上映された。

主催は、審査員も務めているJon-Paul Walden氏。彼は世界400都市で10,000件のレストランを訪れており、その経験を活かして飲食や食品業界のマーケティング、国際イベントなどに30年近く関わってきた。コロナ禍においても、その情熱は変わらない。それまでの世界との繋がりを見直しながら、本質的な価値を見極め、人々の対話の場やインスピレーションのプラットフォームを創り上げたいとの想いで、この映画祭の開催に至ったと言う。

今回の受賞に対して審査員のコメントも到着している。
「長谷川友美氏の初監督作品は、有益かつ説得力がある。チョコレートの香りを想像して、食欲をそそるストーリーを作り出している」
「野生のカカオに囲まれたボリビアのジャングルの中に、視聴者も立っているような感覚になる。本当に、魔法のような瞬間を味わえる」
「ビーントゥバーチョコレートを作る情熱と挑戦を描くこのドキュメンタリー映画を観た後は、以前と同じようにチョコレートを食べることができない。安達氏が言ったように、 チョコレート作りはそんなに甘い話ではない」

“食”と“映画” には、世界中の人々が文化や言葉の壁を超えてつながる事ができる力がある。この映画で、ともに感じ、ともに考え、前へ進んで行ければうれしい。『The Taste of Nature』は、Amazon Prime Videoにて公開中です。この機会に、ぜひご覧ください。