カカオラバーズが一堂に会す
チョコレートフェスティバル

毎年11月に2日間にわたって開催される、全米最大のビーントゥバーの祭典『NORTHWEST CHOCOLATE FESTIVAL』。クルーズ船のターミナルに、20カ国以上200近いチョコレートメーカーやショップが出展し、ワークショップやセミナーも開かれる体験型の祭典だ。カカオ豆の生産者やサプライヤー、製造マシーンの技術者、メーカー、チョコレート愛好家が一堂に会し、濃密な交流が生まれる。

greenは2017年に初出展して以来毎年参加していたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響を受けて、2019年以降は開催自体が延期されている。来年こそは復活してほしいという期待を込めて、2019年に現地を訪ねた福岡店・店長の福永とともに思い出を振り返る。

世界各地で、美味しさを評価するチョコレートの祭典は数多くあるが、この祭典のアワード『THE CHOCOLATE ALLIANCE』は、その中で最も信頼の置ける賞の一つだ。よりプロフェッショナル向けだからこそ、フェスティバルもさぞかし緊張感があるかと思いきや・・・

「ビーントゥバー業界のカルチャーがそのまま表れたような、オープンでフレンドリーな雰囲気でした。メーカーのほかに、地元のチョコレート店も多く出展していましたね。各国から集まった個性豊かなチョコレートを試食、購入できるのはもちろん、子どもたちが楽しめるワークショップもあり、みんな笑顔で賑やかでした。greenのブースにもさまざまなお客様が来てくれましたが、特に反応が良かったのは、にしだ果樹園さんのレモンを使った限定バーで、なんと初日に200枚が完売しました！前の年は柚子を使ったバーを販売したのですが、その時に購入してくれたお客様が覚えていて、また来てくださったのには驚きました」

「ほかにも、この年のアワードで金賞を受賞した、黒ごま ボンボンショコラのような日本らしい風味や、繊細な味わいが好まれましたね。お店があるわけではないのに、海外にもファンがいてくださることがとても嬉しく、世界から期待されていることを肌で感じることができました」
来年こそは状況が落ち着き、世界中のCACAO LOVERSに会える様々なイベントがまた開催されることを心から願っている。