チョコレートメーカー奮闘記。
October 7, 2022
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1. CACAO JOURNEY 2. WHAT'S UP BOSS |
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ビーントゥバーに魅せられて 「いいものを届けたい」 お客様の声 今春ラボに仲間入りした |
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今春、中目黒のラボに仲間入りした萩原さん。ビーントゥバー製造に真正面から向き合うのは、はじめてのこと。ラボ合流当初は、先輩たちの技を見て真似ることで精一杯だったという。 そんな彼女の意識を大きく変えるきっかけとなったのは、greenが独自で行っている専門トレーニング。先輩による技術指導はもちろん、理論を学ぶために外部の講師を招くことも。この時ばかりは日々の作業から離れ、集中して学んでいく。 「ビーントゥバーを扱う前段階として、クーベルチュールから学びました」基礎をきちんと理解してから、より難易度の高いビーントゥーバーにステップアップしていく。毎日練習を重ねていくうちに、いつかできるように、ではなく、今身につけて自分がやるんだと考えるようになった。 |
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今では実際に商品となるチョコレートを扱うシーンが増え、クオリティはどうか、テクスチャーやチョコレートの状態がどうなのか、徐々に見極める力がついてきた。 もちろん、これまで失敗もたくさんあった。「チョコレートバーを作った時、テンパリング(温度調整)がしっかりとできたと思って冷やし固めたら、ブルーム(表面が変質し、白く固まった状態)が出てしまって。商品にはできないためやり直しになってしまいました」 |
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京都店で販売スタッフを経験したことから、時にはラボを出て直接お客様と話す機会も。試食を案内しながら、ダイレクトにお客様の声を聞くことができることは大きな励みになっている。「ますます“いいものを届けたい”という想いが強くなります」 いいものをつくるために、製造メンバーは経験値や立場を越えて、意見をかわす。1枚のチョコレートに対してみんな真剣。そんなラボが大好きだという萩原さん。さらなる成長に期待したい。 前回の記事はこちら |
Vol.124 動物達を待ちながら考えた、 セレンゲッティは、360度見渡す限りの大草原。動物達は自由に動き回り、何千年前と何ら変わらない光景がここにはある。 日本人は、お金を稼いでいる人が偉くて、稼いでいればなんでも許されるような社会の雰囲気がある。年齢が上がるにつれてその傾向が強く、人の価値が、まるでお金を稼ぐ額によって計られているようだ。 お金を稼ぐ人=偉いのだろうか? 人間の価値は稼いだお金の額なんかでは決められないし、そう思いたい。 反論を恐れずに言えば、お金を稼ぐという能力は、ゲームの「フォートナイト」が上手いのと、さほど変わらないのではないか? お金儲けが悪いと言ってるのではない。お金儲けというのは、人々が思っているほど尊敬される事ではないのではないか⁇ と、思うのだ。 志が高い人は、人よりもお金を儲けてやろう、なんて卑しい考えはしない。 フォートナイトであっても、カバの専門家でも、キノコ研究家でも、画家であっても、どんな世界でも腹をくくり人生を懸けて、やるべき事に取り組んでいる人は、みな素晴らしい。 だから、お金を稼ぐということが偉くて、お金を稼げていない人に対して、上から物を言うのには違和感がある。それこそお金に縛られている証だろう。 稼いでいようが稼いでいなかろうが、本気で何かに取り組む人を応援する “文化” が、日本にも根付いて欲しいな、と思う。 付け加えるならば、お金があれば欲しいものが買え、何でも出来ると思っているならば、残念ながらそうはいかない。お金がない事で不幸になるケースは山ほどあるし、お金が原因で犯罪に落ちてしまうことも多い。お金と犯罪はいつも近い関係にある。 お金では買えないものがあり、実はその方が人生にとっては大切なことが多いと思う。 優しさや強さ、尊敬もそうだし、友情や、仕事における知識や技術の習得、成長や感謝も。 お金持ちがみな幸せかというと、本当はそうでもないのだが、ないよりはあった方がいいのが “お金” のタチが悪いところだ。 |
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