パンデミック後の世界。

May 10, 2024

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CONTENTS
  1. SPECIAL
    San Francisco特集 -番外編-
  2. NEW TOPICS
    ビーントゥバープリン リニューアル
  3. Q&Aコーナー
    いただいたご質問にお答えします
  4. HAVE A GOOD WEEKEND
    ごきげんな週末を!
Directed by Tateyuki Adachi
San Francisco特集 -番外編-
パンデミック後の世界
アメリカが、いやSF(San Francisco)がおかしな事になってる……。
これは、日本とは全く別次元のリアルな今の話。

2015年から2018年までSFに住んでいました。
SFは、世界中から観光客が訪れ、ビクトリア建築で溢れる街並みは美しく、アート、音楽、食の文化度の高いオシャレで刺激的な街。それが全く別の街になっていました。

Down Townから人々の姿が消え、たくさんのお店がClosedに。名物のケーブルカー乗り場には誰もいません! 以前は40分は並んだのに。
Union Squareにあったデパートは閉店してしまい、ユニクロもGAPも、SF発祥のTHE NORTH FACEの基盤店舗も、UGGもなくなっています……。

あぁーーー、悲しい。
コロナが終わった今でもリモート社会が続き、オフィスに人は戻らず。パンデミックの間に主要なお店が閉まってしまったので、観光客も激減。観光客相手の商売は全てなくなりました。
あんなに賑やかだったのにー。
そして、道にはたくさんのゾンビのようなホームレスが……。アメリカ社会がおかしくなっています。
今回泊まったDown Townのホテルから、朝食を買いにパン屋さんに歩いて行くと、たくさんのホームレスが朝食代わりに足に注射を打っています。これじゃ子供と歩くことが出来ないじゃん。
アジアの主要都市では街に人が戻っています。フランスもイギリスもスペインも。夜の街には以前よりも行かなくなった、とは聞きますが、街にホームレスが溢れるような話は聞いていません。

ベイエリアはシリコンバレーが広がり、アップルやGoogleを始めとする、アメリカの代表的なテックカンパニーの本社がいくつもあり、この30年世界を引っ張ってきました。業績はまだ落ち込んではいませんが、シリコンバレーに影が出てきているように感じます。大きなキャンパス、数万人の従業員、大きな予算に大きな売上が、AIという隕石によってまるで恐竜が滅びる前日のような感じがします。

良いNewsは、いつも通っていたパン屋さんや、コーヒーロースターは元気で、人が溢れていたことです。やはり、地元密着のお店は強いのですね。
50年前からロースターとして人気のコーヒーショップは、3代目になった今でもお客が絶えません。
先週お伝えしたTartine Bakeryも行列が出来ていて、スタッフの元気な声が響いています。
テスラやテックカンパニーは、本格的なAI時代に備え人員を削減していますが、街の人気飲食店は人を募集しています。
時代は、大から小へ向かっていませんか?
2000年代に入った頃、「これからは個人の時代」だと言われました。まだまだ大きいものが強く、安心だと思い込んでいた時代です。その後、SNSが急速に発展し、個人のYouTuberやインフルエンサーが登場します。これは日本だけでなく世界中にです。
その裏で、大企業の信頼性や安定性が崩れだしています。
もちろん大企業にはある一定の強さはありますが、今後は、更にというか本格的な、個人がダイレクトに何らかの商品やサービスを販売する時代になるでしょう。いわゆる、"Direct Trade ダイレクトトレード" というヤツです。
カカオもコーヒーも、Direct Tradeしているので、やり方はよく知っています。

何かを作ること

それを伝えること

手に職をつけ、ファンをつけることが、パンデミックになろうが、戦争が起ころうが、どんな時代でも逞しく生き残る方法だと、崩壊寸前のSan Franciscoが教えてくれています。
Written by Tateyuki Adachi
サンフランシスコ特集
前編はこちら
後編はこちら
 
 

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ビーントゥバープリン
リニューアル
Bean to bar プリンがリニューアルしました!
フルーティーなタンザニア産の生地に、マスカルポーネクリームとカカオニブスが入ったクランブルをプラス。ザクザクとした食感と、 甘味を抑え後味もスッキリな新しいプリンを、お楽しみ下さい。
ビーントゥバープリン
EAT IN ¥748(税込)
TAKE OUT ¥735(税込)
中目黒本店、日本橋店、福岡店にて発売中。

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greenqa@royalarts-inc.com

読者のみなさまからいただいた質問に回答します!
Question
こんにちは!
いつも参考にさせていただいております。
店舗の音楽について質問です。
安達さんは数店舗運営されていらっしゃいますが
それぞれのお店でのBGMなどはどのように決められているのでしょうか?
僕はカフェを運営しておりますが、なかなか、これ!という音楽を見つけられず。
なにか参考にさせていただけますと幸いです!
Adachi's Answer
カフェを運営されているんですね。
親近感が湧きます!

1月にオープンしたBLUE SIX COFFEEは、初めて、やっと、ようやく、音響システムと楽曲制作を行いました。
これまでは、パン屋さんにはターンテーブルを置き、自前のアナログレコードを持ちこんでかけていました。店舗ミュージックは、後回しにしてはいけないのに、どうしても最後になってしまい、取って付けたような音になってしまいがちです。

お店で流す楽曲に気を取られがちですが、実はスピーカーシステムの方が大切だと思います。
ここだけは押さえないと、せっかくの楽曲も台無しになってしまいますから。
まずは、お店にあった音響システム構築を考え、そして楽曲制作の順番です。ちなみにBLUE SIX COFFEEのスピーカーは、フィンランドのGenelecを使っていますが、そこまでしなくても良い音響環境は整えられます。

楽曲に関しては、一番良いのは自分で作ることだと思います。お店の雰囲気に合わせて、季節、時間帯、天気、周りのイベントなどを考慮し制作するのが良いと思います。
それでも全ての時間帯をカバーする楽曲を作るには時間がかかるでしょうから、インターネットラジオを組み合わせてみてはいかがでしょうか?
世界中のラジオ曲が流せるので、「楽曲制作+ラジオ」はお勧めです。さらに「楽曲制作+ラジオ+アナログレコード」を組み合わせれば音に特徴のあるお店が出来上がります。

楽しみですね!
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アメリカのスーパー、元気でるよなぁ
なんかワクワクするし、食べたくなるし、とにかく明るいから、毎日通いたくなる!
Have a good weekend!!
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